総合コンサルティング企業アクセンチュアの最新調査によると、テクノロジーの活用が企業の業績に顕著な伸びをもたらすことが分かったほか、業界をけん引する企業の多くに共通するテクノロジー活用の方法や考え方の特徴が明らかになった。
最新調査「Full Value. Full Stop. How to scale innovation and achieve full value with Future Systems」は、アクセンチュアがこれまで実施した企業のIT活用状況調査の中で最大規模で、クラウドやアナリティクスなどのほか、人工知能(AI)やブロックチェーン、拡張現実などの新興テクノロジーも調査対象となっている。
調査では、「テクノロジーの導入状況」、「テクノロジーの活用度」、「組織文化への浸透度」の3点それぞれに関して企業のスコアを算出し、上位10%を先行企業、下位25%を出遅れ企業と定義している。2015年から2023年(予測値)の業績評価指標に基づいて、テクノロジー活用と業績との関係を分析した結果、先行企業は出遅れ企業に比べて2倍以上の収益成長率を実現できていることが判明した。また、2018年に限って見ると、出遅れ企業は年間で15%の増収の機会を逸しており、テクノロジーの活用方法を変えない限り、2023年には46%の増収の機会が失われる恐れがあることがわかったという。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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