株式会社COINJINJAは3月5日、同社が運営する仮想通貨アプリ「コイン相場」内において、ブロックチェーンを活用したトークンを3月中旬をめどに発行することを公表した。
「コイン相場」は、現在20万ダウンロードを超え、国内でもっともシェアされている仮想通貨取引ツールアプリだ。2018年3月の月初時点で、仮想通貨関連のアプリでは2位、仮想通貨取引所の公式アプリを除く仮想通貨アプリでは1位を獲得している。
おもな機能として、1,400銘柄以上対応の「仮想通貨相場チャート機能」、12以上の仮想通貨取引所対応の「ポートフォリオ自動管理機能」、国内主要仮想通貨メディア30媒体以上対応の「ニュースキュレーション機能」、1,500プロジェクト以上対応の「ICO情報検索機能」、API連携により自動計算を行う「確定申告/税務計算補助機能」(弁護士ドットコム社と提携)がある。
今回、発行予定のトークンはイーサリアムの「ERC20」をベースに、世界的にもっともスタンダードな仕様を採用する。発行するトークンはアプリ内での活動に応じて加算されていく仕組みだ。
ユーザーがプロダクトの成長に対して、意識的もしくは無意識的にとった行動がトークンとして還元されることで、トークンの価値の最大化およびプロダクトの成長が、プロダクトの運営側とユーザーの双方に価値のある状態を目標としている。
従来のプロダクトとユーザーの関係性は、経済的な恩恵はプロダクト側が受けとり、プロダクトがもたらす利便性をユーザーが受けとるという限定的な関係性をもっていた。一方でCOINJINJA社は、今回のトークン機能を実装することにより、プロダクトとユーザーの関係性の再構築を主軸とし、プロダクトの成長がユーザーに対して経済的な側面と利便性の両面をもたらす仕組みを作り上げることができるとしている。
今後、コイン相場は3月中旬をめどに最初のリリースを実施し、コイン相場がこれまで平均週2回のアップデートを繰り返してきた開発スピードを生かし、随時機能追加を行っていく見通しだ。
【公式ページ】コイン相場 for 仮想通貨
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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