藤田観光株式会社は運営する全天候型の温泉アミューズメントパーク・箱根小涌園ユネッサンにて「IoTふるさと納税自動販売機」を設置することを発表した。
IoTふるさと納税自動販売機はグローキーアップ株式会社が開発したもので、神奈川県箱根町に対するふるさと納税ができる。神奈川県が運営するベンチャー支援「BAK(ビジネスアクセレーター神奈川)」の事業連携プロジェクトに、ユネッサンが参画したことをきっかけに神奈川県からグローキーアップの紹介を受けた。藤田観光は単なるふるさと納税ではない「共感納税」ができることに大きな魅力を感じ、神奈川県の協力を得ながら箱根町と協議を重ねて、実現に至ったという。
自販機は2022年4月21日にユネッサン3Fエスカレーター前に設置。営業時間は平日が10:00~22:00、土日祝(繁忙期含む)が9:00~22:00。入場エリア外のため、自販機飲みの利用も可能だ。自販機のタッチパネルで返礼品の選択、住所登録を行い、その場で返礼品と交換できるという。返礼品は、箱根小涌園内(ユネッサン、天悠、三河屋旅館、美山楓林)で利用可能な施設利用券や、箱根小涌内(ユネッサン、天悠、三河屋旅館)のペア宿泊招待券など。
今回の自販機は、神奈川県5件目の導入。訪れたその場所で納税が可能で、訪問先の地場産商品や施設に魅力を感じた顧客がその場で納税できる「共感納税」スタイルが人気の要因だ。年間2,000万人の観光客が訪れる箱根に設置することで、この取り組みに共感する多くの人々に納税してもらい、より魅力ある箱根町をともに目指していく。
箱根町ではふるさと納税に積極的に取り組んでおり、2020年度は4,182件8億7263万3500円(総務省調べ)の寄付を受けた。「魅力ある観光地づくりに関すること」「快適で安全、安心な生活環境の確保・整備に関すること」「健康でいきいきと暮らすための福祉の充実に関すること」「子育て支援や学校教育の充実に関すること」「地震・火山・風水害などの自然災害や、感染症の流行などに備えるための基金へ積立」に活用している。
【関連サイト】箱根小涌園ユネッサン
HEDGE GUIDE 編集部 ふるさと納税チーム
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