スリランカeTukTuk、ブロックチェーン基盤のEVが目指す新しい交通インフラの姿

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スリランカを拠点とするeTukTukは、2023年1月にダボス会議で発表されたカルダノブロックチェーン上に構築される電気自動車プロジェクトである。120万台以上の3輪小型タクシー「トゥクトゥク」が走るスリランカで、持続可能なEV(電気自動車)へ移行するためのインフラを確立し、新興国市場での脱炭素化を推進していくという。

スリランカでは、2040年までに国有車、乗用車、二輪車、三輪車の100%を電気自動車に置き換えることが義務付けられているが、現状では交通手段や輸送手段として化石燃料を使うトゥクトゥクが大量に利用されている。eTukTukのホワイトペーパーによると、トゥクトゥクをはじめとする二輪車や三輪車の市場シェアは2050年までに4億台にまで拡大するとみられ、その燃費効率の悪さが発展途上国にさらなる経済的苦境をもたらし、炭素排出の影響はさらに深刻化するという。

eTukTukは、化石燃料の使用削減に向けて、革新的で効率的な充電ステーションを発展途上国をはじめ世界各地に設置、手ごろな価格で利用できる交通ネットワークを目指す。スケーラブルなインフラによって、より多くの人が簡単にEVに移行することができれば、化石燃料を使用するトゥクトゥクの数が減り、大気汚染も軽減されるという狙いだ。また、eTukTukのドライバーや導入者は、カルダノブロックチェーンによって、カードや現金を使わずに充電ステーションでの支払いが可能になる他、ネットワーク参加者としてトークン報酬を得たり、ネイティブトークン「TUK」をステーキングして報酬を得ることもできる。eTukTukの充電インフラが利用され、拡大することで、ドライバーの手取りは最大400%増加することが期待できるという。

eTukTukのチーフ・ブロックチェーン・オフィサーであるJason Ridgeway-Taylor氏は、「カルダノのブロックチェーンにおける透明性、安全性、トレーサビリティは、ネットワークに参加する採用者やドライバーにとって重要な基盤となるメリットです。スリランカは85%の人が現金支払いを重視する現金主義の社会で、ブロックチェーン技術やデジタルID、シェアリングエコノミーのシステムを採用していくための重要な試みとなります」と述べている。

【参照サイト】eTukTuk
【参照サイト】tuktoken.io

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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