ハーチ株式会社は、 社会課題解決のために領域を超えたクロスセクターで共創する拠点Glass Rock 〜Social Action Community〜 の 共創パートナーとして参画しています。今回はGlass Rockとのコラボレーションで開催します。
気候変動、生物多様性の喪失、資源制約をめぐる安全保障リスクの高まりや紛争など様々な環境・社会課題が顕在化するなか、世界ではサーキュラーエコノミー(循環経済)への移行が求められています。
循環経済への移行においてはEU・欧州諸国が先進的な政策により世界をリードしている一方で、従来の西洋中心主義的なアプローチが限界を迎えるなか、循環経済の未来の方向性をめぐるナラティブはより多元化しており、日本や台湾を含むアジア地域における実践に対する注目が高まってきています。私たちは、アジアからどのように世界の循環経済への移行に貢献し、アジアの文脈に沿った循環する未来をデザインすることができるでしょうか?
循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」を運営するハーチ株式会社では、台湾ツアープログラム”Repair Our Futures”の企画をはじめ、「サーキュラーデザイン」をテーマに日台間交流を続けてきました。その中で、日本と台湾には双方がお互いに尊敬し、学び合える素晴らしい循環経済、サーキュラーデザインの実践があることを学びました。そこで、今回は台湾を代表するサーキュラーデザインファーム「REnato Lab」のCEO・Aining Ouyang氏の来日に合わせて、日本と台湾の循環経済をめぐる動向や実践について学び合い、ともにアジアの循環する未来について考えるためのイベントを企画しました。
台湾の循環経済・サーキュラーデザインに関する最新動向について知りたい方や、アジアらしい循環経済のあり方について考えたい方など、少しでもテーマに興味がある方はぜひお気軽にご参加ください。
台湾ツアープログラム “Repair Our Futures” にて REnato Lab オフィス訪問時の様子。写真右が Aining さん|Photo by Hirohisa Kojima
イベントの概要
・イベント名:アジアから循環する未来をどうデザインする? 〜台湾と日本の最新サーキュラーエコノミー動向と事例から考える〜
・日程:6月23日(月)
・時間:18:00~21:00(21:00~ネットワーキング)
・参加人数:30~40名程度
・会場:Glass Rock Members Lounge
・行き方:東京メトロ日比谷線 「虎ノ門ヒルズ駅」B3、B4出口(直結)、東京メトロ銀座線 「虎ノ門駅」B2出口(直結)
・参加費:1,000円(Glass Rock 会員無料 / Circular Economy Hub 会員半額クーポンあり)
・言語:英語・日本語( メインの進行は英語にて行われますが、翻訳ツールも活用しながら必要に応じて簡易通訳を実施します。英語が苦手という方でもぜひお気軽にご参加ください。)
・主催:Circular Economy Hub(ハーチ株式会社)/REnato lab
・共催:Glass Rock
・申込:Peatixよりお願いいたします。
当日の流れ
18:15 受付開始
18:30 オープニング
18:35 イントロダクション
18:40 プレゼンテーション
– REnato lab:台湾のサーキュラーエコノミー政策・企業動向(15分)
– Circle Design:日本のサーキュラーエコノミー政策・企業動向(15分)
– Circular Economy Hub(ハーチ株式会社):活動紹介(10分)
19:20 パネルディスカッション・質疑応答
19:50 日台循環経済交流プログラム紹介
20:00 クロージング
20:10 カジュアル・ネットワーキング
21:00 終了
当日のトピック
・台湾と日本サーキュラーエコノミー政策・企業動向・実践事例
・台湾と日本、世界のサーキュラーエコノミーに関する話題:DPP(デジタル・プロダクト・パスポート)、サーキュラーデザイン(循環設計)、EPR(拡大生産者責任)、ISO、サーキュラリティ(評価)評価、サーキュラーアカウンティング(循環型会計)
こんな方におすすめ
・台湾と日本のサーキュラーエコノミーに関する最新の政策・企業動向について知りたい方
・欧州とは異なるアジアならではの循環経済、循環型社会の未来のあり方について考えたい方
・台湾のサーキュラーデザイン実践に関心がある方
・サーキュラーエコノミーに関する国際的なホットトピックに関心がある方
ゲストスピーカー
黄愛寧(Aining Ouyang)
REnato lab CEO
2016年にREnato labに参加し、企業の資源循環やカーボン削減の支援に尽力。2020年に発行された『電子・電気・家電産業向け循環型デザインガイドブック』および2023年の『製造業向け循環型経済ガイドブック』の主要著者の一人。キュレーターとしての専門性を活かし、循環経済やゼロウェイストに関する多数の展示企画を行ってきた。2021年には新北市ウィメンズアワードを受賞し、Tatler Asia により Generation T アワードにも選出。2023年には、企業が持続可能かつ循環型の実践を構築できるよう支援する新プログラム「Circular On-site」を立ち上げた。
那須清和(Kiyokazu Nasu)
Circle Design CEO/Circular Economy Hub 編集長
米国の大学を卒業後、2社で勤務を経て、2020年にサーキュラー・エコノミー専門の共創・コンサルティング・調査・研修サービスを提供する「Circle Design」を設立。2004年にエクアドルで行った地域紛争に関するフィールドワークが、人と自然の共生への関心を深めるきっかけとなり、現在の循環経済への活動につながっている。株式会社ハーチが運営するCircular Economy Hubの編集長、一般社団法人日本サステナブル・サロン協会の理事、神奈川県のビジネスアクセラレータープログラム「BAKbak」のメンター、愛知県蒲郡市のサーキュラーシティプロジェクトのアドバイザーも務めている。
加藤佑(Yu Kato)
ハーチ株式会社 代表取締役
2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」などのデジタルメディアを運営するほか、横浜の循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」など、企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。2023年4月にB Corp認証取得。大学院大学至善館 Circular Futures Design Centerセンター長。慶應義塾大学SFC研究所所員。
REnato Labとは?
REnato labは、資源効率の向上に向けた最善のソリューションを探求する、先進的な研究開発チームです。私たちはサステナビリティの分野で活躍するリーダーやイノベーターと連携し、持続可能なライフスタイルへの移行を加速させることに貢献しています。資源をより効率的に使い、より良く生きる社会の実現を目指しています。
URL:https://renato-lab.com/en/about
Circular Economy Hub とは?
Circular Economy Hub(サーキュラーエコノミーハブ)は、ハーチ株式会社が運営する、循環経済専門のオンラインメディア・プラットフォーム。国内外の企業・自治体・大学・専門機関とのネットワークを活かし、循環経済に関する最新情報や事例、洞察、イベント・ワークショップなどを通じて循環経済への移行に取り組む企業や自治体を支援。2024年には自治体向け循環都市移行ガイド「サーキュラーシティ移行ガイド」を公表。
ハーチ株式会社とは?
“Publishing a Better Future”(よりよい未来を、みんなに届ける)をコンセプトに、サステナビリティ・循環経済をテーマとするデジタルメディアの運営、企業・自治体・大学との共創事業を展開。2023年4月に B Corporation™ 認証を取得。
Glass Rockとは?
Glass Rockは、森ビル株式会社が虎ノ門ヒルズにて企画運営する、クロスセクターの連携と共創により社会課題の解決に取り組む会員制拠点です。少子高齢化、気候変動、貧困・格差など、近年複雑化し特定の領域のみでは解決が難しい社会課題解決のために、企業、行政機関、NPO・NGO、個人などの連携と共創を促進をします。
施設ではコミュニティ運営の専門家が支える「つながる」場、実践的な学びや対話を生み出す「まなぶ」仕掛け、そして社会に対して課題や活動を「ひろげる」発信機能を有します。これらの「場」と「仕掛け」を通じて「社会課題解決」に向けたイノベーションの創出と持続可能な社会の実現に貢献します。
URL:https://www.glass-rock.com/
イベント参加申込み
申込みは、Peatixよりお願いいたします。

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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