The Giving Block、暗号資産寄付における二酸化炭素相殺に向け取り組みを強化

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暗号資産寄付プラットフォームThe Giving Blockは7月19日、二酸化炭素削減に取り組む非営利団体Climate Vaultと共同で、暗号資産を寄付する際のトランザクションで発生するカーボンフットプリントの2倍の二酸化炭素除去に貢献する「EcoGift」を開始した。

The Giving Blockは、環境や持続可能性に焦点を当てた団体が暗号資産やNFT、Web3コミュニティからの寄付を処理するために利用されており、現在では1億2,500万ドル以上の寄付が実現している。今回のEcoGiftでは、プラットフォームでの暗号資産による寄付取引の年間カーボンフットプリントを算出、環境に与える影響を最大化するために二酸化炭素排出量の相殺に必要となる2倍の寄付を実施する。その後、Climate Vaultが対象となる産業において二酸化炭素の削減を実施する格好だ。

The Giving Blockによると、暗号資産で集めた募金を多くの環境団体に寄付してきたが、この際に必要となるエネルギーがかえって悪影響ではないかという懸念を聞くようになったことが開発の背景にあるという。EcoGiftの構築にあたり、ブロックチェーンによって必要エネルギー量にばらつきがあることが判明したことから、暗号資産の寄付において二酸化炭素排出量を相殺するためには単なるオフセット以上の取り組みが必要だと考えるに至ったとしている。

The Giving Blockの共同創立者であるPat Duffy氏は、「私達が支援するすべての環境保護NPOは、寄付される暗号資産が地球に害を与えていないことが前提となっています。EcoGiftはそのために立ち上げたもので、最も環境に優しい暗号寄付プラットフォームを提供するために取り組みを続けています」としている。

【参照記事】The Giving Block Launches EcoGift, Becoming the First Crypto Fundraising Platform to Go Green

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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