スイスの州銀行、来年にも仮想通貨取引やカストディサービス開始の予定

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スイスの州銀行であるBasler Kantonalbank(BKB)は、来年より同社の子会社を通じてビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨(暗号資産)の取引およびカストディサービスを開始すると発表している。8月3日、スイス拠点の金融ビジネスニュースサイトfinewsが伝えている。

スイスでは昨年より暗号資産銀行であるSEBAやSygnumの他、プライベートバンクのジュリアス・べアやスイス大手銀行ファルコンバンクといった金融機関が仮想通貨領域に参入している。また、今年6月には、スイス拠点のプライベートバンクMaerki Baumannが、機関投資家や富裕層向けに仮想通貨取引サービスの提供を開始するなど、スイスでは急速に仮想通貨サービスの普及が進んでいた。

国営銀行が仮想通貨サービスに関与するのは、世界でBKBが初めてとなる。各国がCBDCへの取り組みを進める中、仮想通貨とCBDCが競合するのか懸念を抱く人々もいる。しかし、こうした状況を鑑みると仮想通貨が完全に駆逐されCBDCだけが普及するというよりも、両者が共存する可能性がある中で模索していることが窺える。今後の動きに注目していきたい。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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