ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるは、サイトに掲載している40万点以上のふるさと納税お礼品で、ウナギが人気だ。「うなぎ」カテゴリの産品への寄付額は、2018年からの5年間で約3倍に伸長、過去最高額になっている。20年3月以降は新型コロナウイルスの影響で外食が制限され、自宅で食べられるウナギのお礼品の需要が高まったが、規制が緩和された今年に入っても寄付額は減らず、6 月のサイト内検索キーワードランキングは「うなぎ」が堂々の第1位。前年同期比を約1.2倍上回った。
ウナギ人気の今年の傾向について、同社は「不漁による価格高騰懸念」と推測する。水産庁によると日本国内の二ホンウナギ養殖池への稚魚の投入量は21年11月~22年4月で15.8tとなり、20~21年の同時期に比べ2.3t減少。ウナギを扱う事業者からも「不漁により例年に比べてシラスウナギの池入れ量が減少している」「シラスウナギのとれる時期が遅れ、今年入れたシラスウナギは土用の丑の日に間に合わない」などの声が多いという。加えて4月以降の物価高もあり、ふるさと納税を活用してうなぎを楽しみたい人が増えたと見ている。
そこで、同社は6月10日から14日かけ、20 代以上126人を対象に、ふるさと納税のウナギに関するアンケート調査を20 代以上の126人を対象に実施。結果、ふるさと納税で「うなぎ」カテゴリお礼品へ寄付したことがある人は全体の約4割に上った。また、選ぶポイントとしては「量・ボリューム」が最も高く、次いで「産地」となった。さらに、ウナギを頼んだことがある人の中で、3人に1人がふるさと納税でウナギの食べ比べをしたことがあると回答した。

「焼き方や味付けのほか、産地による違いを楽しみたいという声もあり、ふるさと納税で各地域のウナギの違いを楽しんでいることが分かった」と同社。
例を挙げると、福岡県柳川市の「観光動画付き うなぎセイロ蒸し体験キット」(寄付額1万5000円)は、自宅で本格的なお店の味わいを楽しめる体験キット付きのお礼品。お礼品のウナギは湯煎や電子レンジで調理するのが一般的だが、こちらはセイロ蒸し。さらに、川下りの観光動画で、現地を訪れたように楽しんでもらう演出だ。
今年の土用の丑の日は7月23日、8月4日。記録的な酷暑もあり、遠くまで出かけなくても自宅で名産ウナギを手軽に味わえるふるさと納税は、今夏も人気を集めそうだ。
【関連サイト】ふるさと納税サイト「さとふる」[PR]
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