ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるは7月16日、寄付金の使途に応じて事業を立ち上げ寄付を募る「さとふるクラウドファンディング(CF)」で「貧困家庭を救う『こども宅食』と日本の『米作り』を同時に応援しよう」の寄付受付けを開始した。東京都文京区の「こども宅食」を通じて津和野町産の「ヘルシー元気米」を提供し、同時に生産米農家を支援する。目標寄付金額は200万円。
さとふるCFは、ふるさと納税の仕組みを活用し、寄付金の使途に応じた事業を立ち上げ寄付を募るCF型のふるさと納税サイト。寄付者は、さとふるCF上で具体的な寄付金の使途から寄付先を選択することができるほか、自治体への応援メッセージの投稿や集まった寄付金額を随時確認することも可能。
さとふるは国内最大の購入型CFプラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を運営する株式会社CAMPFIREと業務提携しており、両サイトでふるさと納税制度を活用した自治体のCFプロジェクトへの寄付受付けを行っているほか、協力して自治体へ事業の企画アドバイスや記事の制作支援を実施している。本事業も「キャンプファイヤー」サイトからも申し込み可能だ。
今回のプロジェクトに参画する津和野町は、文京区が取り組む「こども宅食」事業を通じて同町の「ヘルシー元気米」を貧困家庭へ届ける取り組みを2020年に開始した。ヘルシー元気米は化学肥料や農薬を減らした減農薬栽培で生産されている。減農薬栽培は環境に低負荷な一方、土壌改良に高額な費用がかかることから農家の負担になっており、作付面積が限られてしまうのが現状だ。同町は今後もこども宅食への支援を継続し、農家の費用負担を減らしてより多くのヘルシー元気米を貧困家庭へ届けるため、本事業を通じて寄付を募る。
寄付の使い道は、同町と同区のこども宅食を通じた交流事業の費用、同町の米づくり農家応援にかかる費用、同区こども宅食への米の提供にかかる費用に充てられる。受付期間は9月30日まで。目標金額に達しなかった場合でも、今年度のプロジェクトは実施する。また、目標金額以上の寄附が集まった場合は、寄附金を積み立て、本プロジェクトを継続して実施するとともに、必要な費用を取り崩し活用していく。
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HEDGE GUIDE 編集部 ふるさと納税チーム
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