ロシア最大の銀行、スイスで仮想通貨取引所を展開。機関向けのサービス提供へ

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ロシア最大の国有銀行ズベルバンクが、スイスの子会社であるズベルバンク・スイスランドAGに仮想通貨取引所を立ち上げることを発表した。同行の国際市場主任であるアンドレイ・シェメトフ氏によると、ロシア国内では仮想通貨の取引が規制されているため、現時点で仮想通貨を合法で取引が可能なスイスへの展開を選んだという。

同取引所では、機関投資家向けのサービス提供を目指す。現在は取引システムを開発中で、立ち上げの具体的な予定日は今のところ明らかになっていない。

ロシア当局は今後、仮想通貨を全面的に禁止するわけではなく、規制を制定する予定だ。先月25日には仮想通貨やICO、マイニングなどの規制の枠組みを定義する、デジタル資産規制法案を発表した。

法案の最新版によると、ロシア財務省は仮想通貨取引を一定の条件下で可能にすることを目指している。財政の透明性により、詐欺のリスクを減らし政府の税収を増やすと見込まれるからだ。

さらに、先月末には政府発行の仮想通貨「クリプトルーブル」を法定通貨とする法案を議会に提出した。仮想通貨が普及しはじめた当初は、取引を全面禁止する意思を表明していたロシア当局だが、ロシア国内でも仮想通貨が広く普及していくとみて柔軟な姿勢を示していると考えられる。今後の展開にも注目していきたい。

【参照サイト】Russia’s Largest State Bank To Open Cryptocurrency Exchange In Europe

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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