野村HDが米グリーンテック買収、サステナビリティ研究所の設立も

野村ホールディングス株式会社(野村HD)は12月12日、米国のM&Aアドバイザリー企業のリーディング・ブティックであるGreentech Capital,LLC(グリーンテック・キャピタル)を買収することで合意したと発表した。同社の100%子会社Nomura Holding America Inc(ノムラ・ホールディング・アメリカ)を通じて2020年3月末に買収手続きを完了する予定。

グリーンテック・キャピタルは2009年創業。ニューヨーク、サンフランシスコ、チューリッヒに拠点を置く。主にサステナブル・テクノロジーおよびインフラストラクチャー分野で財務・戦略アドバイザリーを提供するM&Aブティックとして、ESGを始めとする社会システムの変化への対応をサポート。独自の知見を提供し、イノベーター、既存プレーヤーおよび投資家間の橋渡しに貢献している。

買収により、野村HDはグリーンテックが強みを有する分野の深い業界知識やノウハウを顧客に提供することが可能となる。また、グリーンテックは、野村HDの商品・サービスやグローバルなビジネス・プラットフォームを活用できるとともに、アジア市場でのビジネス展開の足がかりを獲得することになると見込む。なお、買収後、グリーンテックはブランド名を「Nomura Greentech(ノムラ・グリーンテック)」とし、米州インベストメント・バンキング傘下となる。

また、野村グループの株式会社野村資本市場研究所が同日、「野村サステナビリティ研究センター」の設立を発表。同研究所は近年、サステナビリティ関連リサーチを強化しており、2018年に「ESG債市場の持続的発展に関する研究会」を設立し、産官学連携で調査研究を進めるなどの取り組みを行ってきた。

同センターは同研究所による客観的・実践的な研究に立脚しながら、金融・資本市場と密接なサステナビリティ関連テーマの組織的・戦略的な抽出・モニタリングを行い、良質な情報発信や各種提言をはじめとする活動に取り組んでいく。野村HDは、今回の買収とセンター設立を「社会の持続的な発展へのコミットメントを示すもの」と関連づけている。

【参照記事】Greentech Capitalの買収について
【参照記事】「野村サステナビリティ研究センター」の設立について

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HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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