トークングラフマーケティング企業SUSHI TOP MARKETINGは10月25日、新聞紙面上のQRコードやテレビ番組で音声を用いたリアルタイムのNFT配布サービスに成功したと発表した。
暗号資産や仮想通貨ウォレットを所有せずにNFTを保有できる配布サービス「NFT Shot」を展開するSUSHI TOP MARKETINGは、9月26日の日経新聞紙面にNFT広告を掲載。QRコードをスキャンするだけで、Astar Network上のNFTが取得できる広告実験を試みた。同社は、今年6月ビジネスの事例創出のためにAstar Japan Labにも入会していた。
Astar Networkは、渡辺創太氏がCEOを務めるStake Technologiesが開発した日本発のパブリックブロックチェーン。Astarは、Ethereum Virtual Machine(EVM)とWebAssembly(WASM)をサポートしており、開発者がdAppsを開発しやすい環境を整えているのが特徴だ。
音声を使ったNFT配布は、9月21日24時55分放送のテレビ番組「エンタテ!区~テレビが知らないe世界~」の放送中にリアルタイムで実施された。ここで採用されているのが、音の信号処理ソフトウェア企業Evixar社の開発したAudio Watermark(音響透かし・音声透かし)技術である。
SUSHI TOP MARKETINGは、スマホだけでNFT保有を可能にするこのブラウザウォレット技術の特許を申請中で、大量のNFTを安定して配布する技術やNFT保有者だけがアクセスできるWebサイトやSNS創設するサービスも提供しているという。
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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