Neutral、透明性の高いREDD+クレジット取引手段「REDD」を発表

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環境資産の取引プラットフォームNeutralは7月1日、森林保全のための資金調達を目的とした市場を創出するため、REDD+クレジットの新たな取引手段「REDD」の立ち上げを発表した。

Neutralは、トークン化されたカーボンクレジットや再生可能エネルギークレジットを取り扱うプラットフォームであり、ユーザーがこれらの環境資産を簡単に売買できるインフラを提供している。同社はこれまでに、ヨーロッパ初の規制された環境資産取引プラットフォームをDLT Financeと共同で立ち上げたほか、SCBグループとの提携を通じて市場の流動性向上にも取り組んでいる。

REDD+(Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation)は、特に発展途上国において、森林減少や劣化を防ぎながら温室効果ガス排出削減を目指す国際的な取り組みである。これまでのREDD+市場は、不透明な価格設定や評価の難しさ、リスク管理に課題があった。

Neutralが発表したREDDは、従来のREDD+クレジット市場の課題を解決するための取引手段である。透明性の高い在庫管理や価格設定システム、第三者評価による品質管理により、即時取引が実現するだけでなく、高度な認証システムやオプションでの保険提供も行われる。

REDDの立ち上げ時点で、ユーザーは「コロンビアのProyecto REDD+ Pazcífico Sur」や「ブラジルのRio Jacareacanga REDD+」、および「ブラジルのJuina REDD+」という3つのプロジェクトのクレジットを取引できる。これらのプロジェクトは、Neutralにより「ホワイトリスト化」されており、Renosterによる品質評価も通過している。

この取り組みによって、森林保全や生物多様性保護に向けた効果的な資金調達が実現し、気候変動対策への貢献が期待されている。

【参照記事】REDD: A High-Integrity, Transparent Market for REDD+ Projects

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