Facebookの独自通貨リブラのリブラアソシエーション幹部らは、通貨が発行されるまでに100社の参加は見込めるという強気の姿勢を見せている。16日、ロイター通信が報告した。
ロイターによると、15日に行われたCNBCとの電話インタビューで、リブラアソシエーションの最高執行責任者および暫定マネージングディレクターのBertrand Perez氏が「銀行および金融機関を含む企業がデジタル通貨プロジェクトへの参加に関心を示している」と話したという。
ここ数週間で、規制面の信頼度を懸念してVISA、マスターカードといった決済関連企業がリブラプロジェクトを離脱しており、その総数は5社に及ぶ。現在加盟の21社は14日正式にリブラアソシエーションの憲章に署名を行った。規制当局は依然としてFacebookリブラは金融業界への影響、マネーロンダリング、プライバシー問題さらに法定通貨を危険にさらす可能性があると懸念している。リブラアソシエーション幹部は、プラットフォームが浸透するには時間を要する、規制当局の質問要求に答えていきたいとの意思を示している。
下院金融サービス委員会は今月23日、FacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏を証人に立て公聴会を開催、「Facebookの調査と金融サービスと住宅セクターへの影響」と題した内容が証言される予定だ。公聴会においては、リブラプロジェクトを擁護する証言が期待される。今後に注目したい。
【参照記事】Libra project will reach 100 members by the time it launches despite dropouts, group executive says

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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