LayerXが三井物産、SMBC日興証券、三井住友信託銀行と合同で新会社を設立

ブロックチェーン関連事業を展開する株式会社LayerXは3月19日、三井物産株式会社、SMBC日興証券株式会社、三井住友信託銀行株式会社と合同で、ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント事業分野での協業を開始、合同で新会社を設立することを発表した。

同事業では、ブロックチェーン技術を活用した効率的な資金調達も視野に入れながら、アセットマネジメント機能全体のデジタルトランスフォーメーションにより、「①取引、管理、執行の各時間コストを削減」「②運用会社の透明性向上」「③ファンド設計の規格化、小口化、適切な流動性の付与」「④従来ではコスト面等で割に合わなかった投資対象の証券化」等を実現し、より多くの優良な実物資産の証券化商品を、より投資家の利益に資する形で届けることを目指す。

今後は、規制当局との対話を重ねながら、本取組のオペレーション上の課題点・技術的改善点の検証を目的とした実証ファンドの組成を計画しているという。三井物産グループの実物資産のソーシング力及び運用力と、LayerXのブロックチェーンを含む総合的な技術力、SMBC日興証券及び三井住友信託銀行の金融商品取引、販売、資産管理のノウハウを掛け合わせることにより、次世代のアセットマネジメント事業を共創していく狙いだ。

三井物産は、日本有数の総合商社としてグローバルな事業機会の中で、様々な事業用資産を国内外に有して事業展開を行っている。また、三井物産グループでは、これまでの投資知見を活用し、不動産・インフラ等のオルタナティブ資産を対象として、多数のアセットマネジメント事業を展開しており、上場REITや米国不動産ファンドなどを合計した運用資産額は2兆円以上に上る。

LayerXは2018年8月の設立から1年強、ブロックチェーン技術領域で複数の大手金融機関や大手事業会社へのコンサルティング及び共同事業開発プロジェクトを推進してきた。その中でも証券化を含めた金融領域に関しては、既存ワークフローの見直しと、ブロックチェーン技術を含めたデジタル化により、透明性・監査性・法令遵守を担保しながら、効率性を飛躍的に高めることができる分野として注力していた。

2社の強みに加え、SMBCグループの中核証券会社として、幅広いソリューションや資金調達・資産運用ニーズに応える金融商品・資産管理等の知見を持ち、発行体・投資家への豊富なアクセスを保有するSMBC日興証券と、実物資産の各種証券化受託実績が豊富で、特に不動産証券化受託残高は本邦最大であり、また株主名簿や各種受益権の原簿管理を得意とする三井住友信託銀行が参画することにより、社会的意義の大きな取組に繋がると考え、この度協業に至ったという。

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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