富国生命、世銀「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」に76億円投資、障がい者支援の一環

富国生命保険相互会社は1月22日、世界銀行(IBRD)が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドへ投資したと発表した。本債券の主幹事はシティグループ証券株式会社が指名され、総額7000万米ドル(76億6000万円相当)全額を富国生命が購入した。

同社は障害者の雇用促進などのほか、さまざまなCSR活動による支援を続けており、IBRDも国際機関の中ではいち早く「障がいと開発」分野に取り組んでいることから、IBRDの同債券を「両者の共通の願いを込めて発行された特別な世界銀行債券」と評価。同社はこれまでもIBRDのサステナブル・ディベロップメント・ボンドを購入しているが、「債券投資を通じて支援の重要性を発行体と投資家が共に提起するのは今回が初めて」という。償還日 は2030年1月22日、発行利率は年率2.059%。

債券の受け渡しと資金決済は同日に完了。富国生命は「債券の発行体と資金の出し手の直接的な協議を経て実現しており、多数の投資家が参加する公募債とは一線を画した形態」と表明。購入については「契約者の大切な資金を運用するにあたって、収益性の確保のみならず、当社のCSR活動と親和性の高い社会貢献事業への支援も果たしうる手法であると位置づけており、今後も、同様の投融資を継続的に実施していく」とした。

IBRDは、インフラや社会サービスの整備、リハビリテーション、スキル向上、経済機会の創出の支援などの幅広いセクターの開発プロジェクトで、障害者の支援に取り組む。2018年7月には教育・デジタル開発・データ収集・性別・災害後の復興・輸送・民間部門の投資・社会保護などの分野で、障害者への支援を組み込んだ開発のためのグローバルな行動を加速するため10のコミットメントを発表。SDGs(持続可能な開発目標)を通じ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を加盟国が達成するためにIBRDが継続する開発支援の強化を推し進めている。

また、障害者を包摂した開発の調査分析、データ、優れた事例の共有や、加盟国への融資でも障害者への支援が確実に組み込まれるようプロジェクトを実施していく方針。

【関連サイト】債券投資を通じた社会貢献事業支援世界銀行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」に投資~障がい者支援への取組み~

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HEDGE GUIDE編集部 ESG投資チーム

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