ポルシェ子会社、NFTスポーツコレカのマーケットプレイスをローンチ。ドイツサッカー協会を最初のパートナーに

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独高級自動車メーカーのポルシェは6月14日、有望なスタートアップ企業構築を目的とする同社グループのForward31を通じ、NFTマーケットプレイスを提供するスタートアップFanzoneの設立を発表している。

Fanzoneでは、デジタルトレーディングカードのプラットフォーム開発・運営が行われており、デジタルプレーヤーカードを集めて交換する他、さまざまなゲームで使用することができる。現在は、NFT化されたドイツの男子・女子のナショナルチームや、U21ユースチーム、ドイツ3部リーグのサッカー選手のカードが収集でき、最初のパートナーとしてドイツサッカー協会(DFB)を迎えている。Fanzoneは新たなパートナーも募集中で、取り扱うスポーツのジャンルも今後広がると見られる。

ポルシェ・デジタルの会社設立責任者クリスチャン・クノール氏は、「トレーディングカードやアルバムの需要は途切れることがなく、有望な市場がデジタル化された」と話す。物理的なコレクティングカードは経年による劣化や紛失のリスクがあるが、デジタル化したNFTであればこうした問題が防げるだけでなく、ブロックチェーンによる検証で不正取引などにも対処できる。

スポーツ分野におけるNFTには、デジタルカード化されたNBA選手とその名シーンを集めるコレクションゲームでNFTブームの象徴でもある「NBA Top Shot」の他、フランスサッカー代表のNFTカードの販売が開始されたブロックチェーンサッカーゲーム「Sorare」、今月に入りメジャーリーグベースボール(MLB)とのコラボが報道されている「Candy Digital」などがある。

【参照記事】Forward31 launches start-up Fanzone

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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