大手SNSとして知られるFacebookは、2020年までに独自仮想通貨グローバルコイン(GlobalCoin)の発行を予定しているという。5月24日、英国の公共放送BBCが報じた。
Facebookは近年、銀行口座を持たない人々に向けて安価で迅速な送金サービスの提供を模索しており、このほどイングランド中央銀行や国際送金サービスを提供するWestern Unionとの会合があったことが報じられた。また、米国財務省に対して独自仮想通貨の運用・規制上の問題に関して助言を求めているという。グローバルコインに関する詳細は不明だが、BBCの報道によると年内に試験的に稼働させた後、2020年の第1四半期には10以上の国でローンチを目指すとされている。
Facebookが独自仮想通貨を発行することで、同社のサービスを利用する月間24億人のユーザーは、仮想通貨を活用した安価かつ迅速な送金ができるようになる。英大手金融グループであるバークレイズのアナリストRoss Sandler氏は3月、Facebookが独自仮想通貨を発行することで約30億米ドル(約3,349億円)の増収が見込めるとの見解を示していた。多数のノーベル化学賞受賞者を輩出するロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究者Garrick Hileman氏は、「GlobalCoinプロジェクトは、暗号通貨の歴史の中で最も重要な出来事の1つになる可能性がある」と述べている。
【参照記事】Facebook plans to launch ‘GlobalCoin’ currency in 2020
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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム
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