TBWA HAKUHODOが子会社「地球中心デザイン研究所」設立。マルチスピーシーズ視点で持続可能なデザインへ

総合広告会社の株式会社TBWA HAKUHODOは10月2日、子会社として株式会社地球中心デザイン研究所を設立した。「サステナビリティ×クリエイティビティ」に特化し、ビジネス・社会の仕組みを持続可能にデザインする企業として事業を展開していく。資本金は5000万円。

TBWA HAKUHODOは 2006年、株式会社博報堂とTBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立。「DISRUPTION」(創造的破壊)を哲学に掲げ、広告業を通じさまざまな社会課題の解決に向けた取り組みを推進してきた。 サステナビリティを社会的責務だけでなく、ビジネスを発展させるための重要な柱の一つとして取り組んでおり、「HOTAMET」などの自社発のプロジェクトも国際的に評価されている。

新会社の地球中心デザイン研究所は、地球規模の環境課題に対応する。設立の背景について、TBWA HAKUHODOは「サステナビリティ市場は大きく拡大し、企業のサステナビリティ推進予算は増加しているが、その取り組みを魅力的に発信できず、消費者とのコミュニケーションに課題を抱える企業は少なくない。地球中心デザイン研究所はこうした課題に解決策を提供し、企業の新たな価値創造を促進する。

さらに、企業と共に消費者の環境意識を高めるプロジェクトを推進し、消費行動の変容を促すことで、より持続可能な社会を目指します。さらに、環境・社会の持続性を専門に国内外で活躍する人々をパートナーに迎え、企業や自治体が直面する課題の持続可能な解決を目指すとしている。

社名には、「『地球』をクライアントやパートナーと同じく重要なステークホルダーとして捉え、人間のことだけを考えた『人間中心』から、人間に加えて、その他の生態系を含めたマルチスピーシーズ視点の『地球中心』」へとあらゆるデザインの矛先を向け、クリエイティビティで地球と人がともに繁栄できる時代をつくりたい」というクリエイターの思いを込めた。

事業内容は「サステナビリティ×クリエティビティ」による企業課題解決全般、ブランディング、CIデザイン、広告コミュニケーション、映像コンテンツ、空間デザイン、UI/UXデザイン、戦略策定、新規事業開発、サービス開発、プロダクト開発、地方創生など。

【関連サイト】地球中心デザイン研究所

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