ブロックチェーンゲーム『クリプトスペルズ』を提供するCryptoGames株式会社は9月5日、株式会社博報堂プロダクツとの共同により、ガス代不要なパブリックブロックチェーン「Content-Ethereum(コンテンツイーサリアム)」を活用し、博報堂プロダクツが手がけてきたキャラクターのジェネレーティブNFTを発行。収益金の一部を環境保全のために寄付すると発表した。
CryptoGames株式会社は2019年、日本初のNFTトレーディングカードゲーム「クリプトスペルズ」をローンチしたブロックチェーンゲームやNFT関連サービスを開発する企業である。協賛する博報堂プロダクツは、広告やプロモーションを展開する総合制作事業会社で、同社が制作してきたキャラクターをはじめTVCM映像、3DCGなどをリサイクルして生成する独自のジェネレーティブNFTを「Recyclulun™」として販売する。
「Recyclulun™」は、CryptoGames株式会社が2021年3月にリリースしたクレジット決済可能のNFTプラットフォーム「NFTStudio」で販売されている。高額なイーサリアムガス代解消のため開発されたレイヤー2ソリューションのPolygonが基盤のプラットフォームだ。トランザクション手数料はプラットフォームが負担するため、クリエーターはNFTを無償で発行できるほか、クレジットカードによる決済が可能なNFTマーケットである。
今年3月NFTStudioは、ミンティング不要で環境に優しいNFTを制作できるだけでなく、コミュニティ先導によるガバナンスやサポートが充実したオープンブロックチェーン「Content-Ethereum」を導入した。このジェネレーティブNFTの発行は、環境啓発活動と企業、団体、地域などとの共創によるNFTエコノミー形成に貢献するプロジェクトとなっている。「Recyclulun™」は合計で48種のバリエーションがあり、1アイテム3,000円で販売されている。
【参照記事】CryptoGames株式会社が環境保全を啓蒙するチャリティー活動としてパブリックブロックチェーン「Content-Ethereum」上でジェネレーティブ NFT を発行
【参照URL】NFTStudio

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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