CHARは10月1日、バイオ炭カーボンクレジット市場向けに「ポートフォリオリタイアメント」を発表した。この新機能により、企業バイヤーは単一の取引で多様なカーボンクレジットの償却を効率的に行えるようになる。
CHARは、Toucanが開発したバイオ炭クレジット取引のプラットフォームだ。Puro.earth認証済みのクレジットを24時間365日自動取引できる仕組みを提供し、透明性のある価格設定、即時流動性、そして開発者へのロイヤリティ付与が特徴である。さらに、Celoブロックチェーン上で迅速な取引が可能であり、市場の効率性と拡大を促進する。
Puro.earthは、新たなCHARポートフォリオを活用した最初の企業となり、Oregon Biochar Solutionsを含む5つのサプライヤーから取得したクレジットを償却することで、自社の不可避な二酸化炭素排出量を中和した。
NeutralのプラットフォームでもCHARをサポートしており、Puro.earth認証のバイオ炭クレジット取引を通じて、ユーザーにさらなる取引の選択肢を提供している。
Puro.earthのCEOであるAntti Vihavainen氏は、「NeutralとCHARのポートフォリオ機能により、バイヤーが簡便かつ信頼性の高い高品質なクレジットを取得できる」と述べている。この協力体制は、炭素除去セクター全体の透明性と流動性の向上に寄与する。
【参照記事】CHAR Portfolio Retirements
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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