環境貢献型NFT「capture.x」、太陽光発電と紐づくNFTの第二弾と第三弾もふるさと納税で提供

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株式会社bajjiは5月18日、JERA社が運営する茨城県小美玉市と栃木県矢坂市の太陽光発電所に紐づくNFTの販売を発表した。

同プロジェクトは今年3月、三重県多気町の太陽光発電と紐づけした環境貢献型NFT「capture.x」を第一弾としてスタートした日本初の試み。今回はそれに続く第二段と三弾のアイテムとなる。同NFTは株式会社トラストバンクが運営する「ふるさとチョイス」で購入可能で、売上の一部は寄付金としてC02を削減する企業やプロジェクト、設備に活用される。企業側からは、一般消費者には認識されづらい環境への取り組みを周知しながらも、寄付を通じてC02削減に寄与できる格好だ。

非代替性トークンと呼ばれるNFTは商品・サービス購入の証明書として利用さすることが可能で、NFT保有者にはそれぞれのNFT独自の特典が付与されるケースもある。同プロジェクトにおいては、NFTに4つの種類(COMMON, LIMITED, SUPER RARE, ULTRA RARE)が存在しており、特典内容が異なっている。最も高価な33万円の「ULTRA RARE」では、「capture.x」ファウンダーの小林 氏との1on1セッションや、茨城空港発着の航空券プレゼントといった特典が付帯されている。

「capture.x」では、ユーザーはNFTを購入すると対象施設・設備、プロジェクトのデジタルオーナーとなり、「エール(応援)」を送るとポイントを獲得できる仕組みとなっている。このポイントは現時点では「capture.x」内でのNFT購入のみに使用されるものだが、将来的には他社発行のポイントとの交換やQRコード決済との連携、地域通貨やクーポンへの交換によって日常の決済に使えるような計画もあるという。

「capture.x」で公開されているNFTは全部で10種類あり、そのうち2アイテムは既に完売している(6月12日執筆時点)。同プラットフォームは、カーボンニュートラル実現を目的としていることから、ReFiなどサステナブルなWeb3プロジェクトでも導入の多いPolygonブロックチェーンを採用している。同社のホワイトペーパーによると今後、アニメや漫画といった有名IPとのコラボをはじめ、オークション機能の搭載などサービスを拡大していく予定だという。

【参照記事】環境貢献型NFT「capture.x」5/18(木)21:00よりJERA社の太陽光発電所に紐づくNFT第2弾・第3弾販売開始

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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