株式会社HashHubは8月2日、ブロックチェーン領域に取り組む人に特化したコワーキングスペース「ブロックチェーンスタジオHashHub(以下、HashHub)」を東京・本郷にオープンした。
HashHubは、国内外の起業家や開発者を対象に、入居者のプロジェクトや開発を支援しプロジェクトの提案も行っていくブロックチェーンに特化したコワーキングスペースだ。ブロックチェーンプロジェクトの支援の他、法務・税務、ビジネスおよび技術のアドバイザーやオフィスの環境といったリソースの共有、入居者同士のコラボレーション、知識やノウハウの共有も推進していく。
入居者プランには①フリーデスク②固定デスク③チームデスク④エンタープライズの4つが用意されている。指定時間にスペース利用が可能なフリーランスを対象としたフリーデスクプランは月額38,500円(税込)、早朝や深夜を問わずスペース利用をしたい起業家を対象とした固定デスクプランは月額55,000円(税込)、起業支援を受けたいというスタートアップ企業を対象としたチームデスクプランは月額165,000円(税込)、複数メンバーですべてのサポートをフル活用したい法人向を対象としたエンタープライズプランは月額55,000円(税込)、となっている。
ブロックチェーンは取引をはじめとするさまざまなデータを複数のノードで分散管理するデータベースだ。仮想通貨ビットコインの基盤技術にも活用されているブロックチェーンは、電子署名などを利用した改ざん耐性と稼働性の高さ、時間の経過とともにデータの堅牢性が増すという特徴が注目を集めている。
昨今では、金融以外にも医療、法務、不動産、小売、行政といった分野でのブロックチェーンの活用も始まっている。消費者としてイメージがしやすい小売を例に挙げると、商品のQRコードを読み取るだけで、誰が野菜の栽培を行い、いつどこの工場で梱包・出荷されたか、どこの経路を辿ってどこの販売店で販売されているのかといった情報を確認することが可能となる。消費者はこうしたデータにアクセスすることで、商品がどこかの段階で何かしら偽装されていないかを知ることが可能となる。
ブロックチェーンが実現する世界は既存のビジネスを大きく変える可能性があるとして注目を集めている。もちろん、ブロックチェーンの課題を指摘する声も小さくはないが、日本をはじめとする世界の国々がブロックチェーンに関する研究を進め始めている現状もある。
最近ではブロックチェーンについてまったく知らないという人であってもブロックチェーンの基礎知識や周辺ビジネスについて学ぶスクールが開校されている。こうしたスクールは無料体験も提供しているため、興味があるという方はまず情報収集をしてみてはいかがだろうか。
【参照URL】HashHub
【参照記事】ブロックチェーン特化型コワーキングスタジオHashHub、8月2日にオープン
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