デジタルに移転できるブロックチェーン証明書、及びデジタルバッジを提供するLasTrust株式会社は4月10日、このたびリカレント教育を提供する株式会社ビジネス・ブレークスルーが運営する大前経営塾の卒塾生55名に対し、ブロックチェーン修了証書の提供を行った。
ブロックチェーン修了証書とは、従来のような紙の修了証書と異なり、デジタルで発行され、スマホやWEBブラウザ上で管理、閲覧できる修了証書。同社ブロックチェーン証明書発行SaaS「CloudCerts(クラウドサーツ)」から発行される。
ブロックチェーンで担保した書類には、証明書のデータは暗号化(ハッシュ化)され、ブロックチェーン上で分散管理するため、偽造や不正な閲覧を防げる他、昨今のようにイベントの開催が難しい社会状況でも発行者とエンドユーザーは非接触で公式証明書の授与が可能など、様々な特徴的なメリットがある。
ブロックチェーン修了証書では学習者の学習履歴(スタディログ)が、ブロックチェーンネットワークで分散的に記録されるため、採用担当者や進学先担当者への共有がスムーズになり、学習者は学んだ実績やスキルの外部共有、キャリアパスの最適化が期待できる。最近では教育現場へテクノロジーを適用し教育のあり方にイノベーションをもたらす「EdTech」が注目されており、学習者の学習履歴を上記のように安全かつデータポータビリティを持たせた形で共有できるブロックチェーン技術は、学びから得られるメリットを最大化できると同社は語る。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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