日本ブロックチェーン協会が後援、ブロックチェーン人材育成講座が8月下旬から開催

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最新メディア、テクノロジーにおけるリスクの研究・啓蒙を行う一般社団法人ニューメディアリスク協会(以下、ニューメディアリスク協会)が8月1日、ブロックチェーン領域に特化したコワーキングスペースNeutrinoにおいて、ブロックチェーン人材の育成講座「クリプトキャンプ」を開講することを発表した。

ニューメディアリスク協会は日本ブロックチェーン協会の後援を得ている他、2018年5月には金融庁の後援で「仮想通貨・ブロックチェーンフォーラム2018」を開催した。同法人は、新しいテクノロジーにおける“リスク”に焦点を当て、勉強会などの啓蒙活動を行っている。クリプトキャンプのカリキュラムは、5回講義のビジネスコースと6回講義のエンジニアコースが用意されており、国内に不足するブロックチェーン人材を育成することを目的としている。

Neutrinoは、東南アジア向けに展開している決済プラットフォーム「OmiseGo」の開発を行うOmise Japan株式会社がグローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)とパートナーシップを組み設立した、ブロックチェーン領域に特化したコワーキングスペースだ。Neutrinoはグローバル・ブレインの協力のもと、OmiseGOチームが運営を担う。

この度開講が発表されたクリプトキャンプのビジネスコースでは、ブロックチェーンについての理解度を深める目的で、インプットに加え、ディスカッションやグループワークを行う。内容は、「仮想通貨とブロックチェーンの特徴、エストニアにおける先進事例、国内外におけるブロックチェーンの活用事例、仮想通貨やブロックチェーンの活用法、ブロックチェーンを活用したビジネスの発表会、質疑応答」となっている。日程は、8月30日、9月13日、9月27日、10月11日、10月31日の全5回となっており、受講料は5万円だ。

エンジニアコースでは、座学とプログラミング体験により、手を動かしながら、ブロックチェーン、スマートコントラクトについての理解を深め、スキルを身に付ける。内容は、「仮想通貨、ブロックチェーンにおける技術的背景、主な既存ブロックチェーンの特徴、独自トークンの作成、コントラクトとWebサービスの連携、ブロックチェーンにおけるセキュリティ」となっている。日程は、8月27日、9月12日、9月28日、10月15日、10月29日、11月5日の全6回で受講料は10万円だ。

ブロックチェーンを利用したビジネスやサービスの開発する動きは、世界中に波及している。昨今では、金融以外にも医療、法務、不動産、小売、行政といった分野で利用するための開発が進んでいる。医療分野でのブロックチェーン導入の具体例にはしばしば医療カルテが取り上げられる。従来、医療カルテは病院ごとで管理されており、自身の診療情報の開示のためには情報提供料を必要とする。医療カルテ情報を一元管理することで、こうした診療情報開示のための手数料は省かれることになるが、そのためには一元管理システムにおけるセキュリティが問題となっていた。そこでブロックチェーンの改ざん耐性の強さ、稼働性の高さが注目された形だ。医療カルテにブロックチェーンを導入することで、情報の改ざん防止かつシステムのダウン時間がなくなるので、あらゆる場所から安全に医療カルテへアクセスすることが可能になる。

ブロックチェーンが世界に広まる中、ブロックチェーンに明るいビジネスマンやエンジニアの不足は大きな課題となりつつある。今後、企業がブロックチェーン人材を求める声はさらに増加していくだろう。昨今では、クリプトキャンプのようなブロックチェーンに関する知識を学ぶ場も多く提供されている。クリプトキャンプでは、現在初回キャンペーン価格によって講座の申込みが可能なため、ブロックチェーンを本格的に学びたいという方は今回のキャンペーンを機に申し込みをしてみてはいかがだろうか。

【参照URL】クリプトキャンプ(ブロックチェーン人材育成講座)
【参照URL】Blockchain Coworking Space

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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