2021.12.24 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは5万ドルを回復】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のビットコイン相場は上昇。株式市場が世界的に上昇している中、ビットコインもリスクテイクの意欲が高まり、上昇する動きに。仮想通貨市場全体が大きく回復してきており、クリスマスを前にここ最近の下落トレンドが反転しようとしている様子。

ビットコインは引き続きロングを保有中であるが、年末の流動性が薄い中の動きという点は注意しておきたいため、大きく強気で攻めることはせずに、現在のポジションのみを維持することにしたい。

年末の納税のための換金売りはある程度終わってきているかもしれないので、一旦未決済建玉を見ても少ない水準。オンチェーンもこれまでお伝えしている通り、中長期的にも上昇方向を示唆しているところを見ると、短期、長期ともにロングで入りやすい状況と考えている。

仮想通貨市場のニュースとしては、大手コンサルティングファームPwCがThe Sandboxでランドを購入していることや、Animoca BrandsもスターアトラスのNFTを3億円分購入したことがニュースで流れている。

米国市場は株式市場が大幅続伸。S&P500指数が最高値をまた更新、足元の年末の調整を狙った短期のショート勢が踏み上られている様子であり、クリスマスラリーの様相となっている。

米国債金利は10年金利が1.49%まで回復。

ドル円も114円台半ばまで再度上昇しており、ドルが買われているわけではないなか、円売り主導でドル円が上昇するような動きとなっている。

ドル円は引き続き114円台後半からはショート、114円台前半で利益確定という戦略を考えているが、今日はクリスマスなので、今日と明日は絶対にエントリーはすべきではない。来週からは外国人が再度市場に戻ってきて流動性が回復してくるため、エントリーを行うなら来週か。12月最終週のパフォーマンスは過去10年間でプラスとなっているが、現在がすでにクリスマスラリーということもあり、押し目は一旦待ちたいところ。

先日の荒技とも言えるトルコの損失補填を行う政策から、トルコリラが14%以上の上昇を一時見せており、トルコ中銀はトルコリラの介入を行っていることが外貨準備高の減少から読み取れる。トルコリラの下落は一旦止まっているが、果たしてこの政策が失敗した場合、損失補填を行うことから想像にしない悪い結果が待ち構えていることもあるため個人的にトレードは行いたくないと考えている。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12