ビットコインは5か月ぶりの高値圏に戻り57,000ドルまで上昇、この背景には米国が今月中に先物ベースのビットコインETFを承認する見込みが高まっていることに起因すると考えられている。
また、昨今では機関投資家からの資金流入が続いていることやSEC(米証券取引委員会)のゲンスラー委員長が暗号資産を禁止する計画はないとする発言が、ビットコインの強気センチメントへつながっている。
こうしたポジティブな見方がある一方、Pantera Capital社のCEOであるDan Morehead氏はビットコインETFの上場が暗号資産の価格を下げる可能性を指摘している。同氏はその根拠として、2017年12月のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物上場を機に始まった83%の価格急落、2021年4月のCoinbaseのNasdaq上場後に始まった53%のベアマーケットを挙げている。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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