GMOコインとDMM Bitcoinはどちらも日本国内の大手インターネット企業のグループ会社であり、金融サービスを提供した実績があります。グループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。
しかし実際に投資家として両社を検討する場合には機能や手数料、取扱通貨など様々な部分を比較する必要があります。そこで今回はGMOコインとはDMM Bitcoinどっちがおすすめなのか、客観的な比較などを分かりやすく解説していきます。
目次
- GMOコインの特徴・機能まとめ
1-1. 購入からレバレッジ取引まで可能なスマホアプリ
1-2. GMOコインのセキュリティ - DMM Bitcoinの特徴・機能まとめ
2-1. iPhone・Android版の取引システムアプリ
2-2. DMM Bitcoinのセキュリティ - GMOコインとDMM Bitcoinの取扱通貨・手数料を徹底比較!
3-1. 取扱仮想通貨の比較
3-2. 取引所形式と販売所形式での比較
3-3. 各種の手数料の比較
3-4. ロスカットに関する手数料・発生条件 - まとめ
GMOコインの特徴・機能まとめ
注文タイプには、成行、指値、逆指値、IFO、OCO、IFD-OCO、また両建取引が取扱の全仮想通貨で可能です。またWindows、Mac、スマートフォンから高機能チャートを搭載した取引専用ツール「WebTrader」を利用することができます。
購入からレバレッジ取引まで可能なスマホアプリ
GMOコインの提供するアプリ「GMOコイン 暗号資産ウォレット」では、現物の売買から暗号資産FXまでひとつのアプリで取引可能となっています。初心者でもわかりやすくシンプルに使える「ノーマルモード」、高機能チャートやアラート機能・ウィジェットを備えた「トレーダーモード」の、2種類のモードが利用できます。
GMOコインのセキュリティ
資産分割では資産と顧客資産は分別管理、毎営業日に過不足が生じていないかを算定・照合を徹底しています。
仮想通貨の保管方法において、即時送付に必要な分以外の仮想通貨をコールドウォレット保管、コールドウォレットからホットウォレットに仮想通貨を移動する際は複数部署の承認を必要とする体制、複数名によって監視させれた状態でのみ、コールドウォレットから仮想通貨を移動できます。複数の秘密鍵を必要とする「マルチシグネチャ」を導入しています。
また、サイバー攻撃対策として、顧客アカウント乗っ取り対策として、日本円出金や仮想通貨送付には2段階認証の必須化、ログイン実績のない環境からログインがあった場合の2段階認証を必須化、外部セキュリティ専門家によるシステム脆弱性診断、システムの24時間365日監視を実施しています。
DMM Bitcoinの特徴・機能まとめ
販売所の注文タイプは、ストリーミング注文、指値、逆指値、OCOがあります。レバレッジ取引には、ストリーミング注文、指値、逆指値、OCO、IFD、IFO、一括決済、クイック決済、両建取引があります。元々は、レバレッジ取引に特化しいた取引所なだけに、様々な取引方法があります。
PC専用の取引ツールは、一画面に全ての取引アイテムを集約した見やすいインターフェイスになっています。抜群の操作性で初心者から金融商品経験のあるトレーダーが充実した取引ができるサービスを提供しています。ローソク、平均足、バーチャートなどの機能を便利な4分割チャートで、レイアウトを自由自在にカスタムができ、チャートからの注文も可能です。
iPhone・Android版の取引システムアプリ
スマホからリアルタイムでレート確認ができるネイディブアプリです。機能性はPC版取引システムに匹敵する機能をアプリにも搭載しています。チャートを見ながら「ワンタッチ」発注ができるので、初心者でも使いやすいメリットがあります。
DMM Bitcoinのセキュリティ
セキュリティ体制では顧客の講座が第三者に乗っ取られる事による不正操作、当社員による意図的なまたは偶発的な不正操作、当社ウェブアプリの脆弱性、当社内セキュリティの脆弱性、これらの主なリスク要因についての安全対策を徹底しています。
顧客の資産管理においては法令規則をもとに、当社規程をより高い基準に設けて分別管理を行っています。顧客から預かった日本円は、自己資金とは別口座で管理、仮想通貨に関しては顧客資産の90%以上をコールドウォレットで保管、不正感知・複数部署の承認による盗難対策を実施していることが特徴です。
出庫時の対応としては、出庫申請があった顧客のログイン履歴から不正な動きがないか確認、不正が疑われた場合、出庫前に顧客へ連絡。出庫の際は取締役を含めた複数部署の承認。出庫までに2つの作業工程と、それぞれ別の社員が対応しています。
また、不正ログイン対策として2段階認証設定の必須化、2段階認証に生体認証を導入し、顧客に推進している他、社内セキュリティとしてファイア・ウォールによる社内への不正アクセス防止、24時間365日の社内端末の監視。SSLによるフィッシング対策、厳格な本人確認、外部セキュリティ専門家による脆弱性診断を実施しています。
GMOコインとDMM Bitcoinの取扱通貨・手数料を徹底比較!
取扱仮想通貨の比較
GMOコイン | DMM Bitcoin | |
取扱仮想通貨 | 20銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、ネム、クアンタム、オーエムジー、チェーンリンク、ポルカドット、エンジンコイン、テゾス、コスモス、エイダ/カルダノ、メイカー、ダイ、モナコイン、シンボル |
15銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル(XRP)、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、ネム、クアンタム、オーエムジー、イーサリアムクラシック、エンジンコイン、シンボル、テゾス |
取引所形式と販売所形式での比較
GMOコイン | DMM Bitcoin | |
販売所 | 18銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、ネム、クアンタム、オーエムジー、チェーンリンク、ポルカドット、エンジンコイン、テゾス、コスモス、エイダ/カルダノ、メイカー、ダイ |
11銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル(XRP)、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、オーエムジー、イーサリアムクラシック、エンジンコイン |
最小注文数量(BTC) | 0.0001BTC | 0.0001BTC |
各種の手数料の比較
GMOコイン | DMM Bitcoin | |
ロスカット手数料 | 無料 | 無料 |
法定通貨出金手数料 | 無料(最低金額1万円) | 無料 |
仮想通貨出金手数料 | 無料(マイナーに払う手数料は利用者負担) 1日当たり BTC:0.02〜10BTC ETH:0.1〜20ETH XRP:50〜20000XRP LTC:0.1〜60LTC |
無料(マイナーに払う手数料は利用者負担) BTC:0.001BTC〜10BTC ETH:0.01ETH〜200ETH XRP:10XRP〜200,000XRP |
ロスカットに関する手数料・発生条件
GMOコイン | DMM Bitcoin | |
レバレッジ倍率 | 2倍 | 2倍 |
ロスカット発生 | 証拠金維持率75%以下 | 証拠金維持率80%以下 |
まとめ
手数料に関しては、GMOコインがマイナス手数料を採用しており、最小注文数量もDMM Bitcoinより小さい単位まで購入が可能です。そのため、少額で取引を開始したいという方にはGMOコインを利用するメリットがあります。
それに対し、DMM Bitcoinは販売所形式ではあるものの、指値注文や逆指値ができるという特徴があります。また、レバレッジに特化しているDMM Bitcoinは通貨銘柄の種類が多く、各手数料無料という魅力があり、ビットコインを主軸にしたレバレッジ取引をしたい人にはDMM Bitcoinがおすすめです。
どちらの取引所にも特徴がありますので、自分が行う取引を考慮して自分にあった取引所で口座開設をすることがおすすめです。仮想通貨取引所ではメンテナンスで取引が行えない瞬間もありますので、複数口座を開いて取引ができなくなるリスクを軽減することもおすすめです。仮想通貨取引所の口座開設は無料でできますので、これを機にぜひ確認してみてください。
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立花 佑

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