【改正資金決済法対応】 顧客資産の95%以上をコールドウォレットで管理している仮想通貨取引所を紹介

仮想通貨と聞くと「ハッキング」を連想する方もいらっしゃるかと思います。過去に日本の仮想通貨取引所で顧客の仮想通貨の外部流出事案が発生しました。そのため金融庁は、業界団体(JBA、JCBA)と連携してセキュリティ要件を更新し続けており、仮想通貨取引所もこれらの要件に準拠するために内部管理態勢や利用者保護施策を更新しています。

2020年5月には改正資金決済法が施行されました。これにより、仮想通貨交換業者は「業務の円滑な遂行等のために必要なものを除き、顧客の仮想通貨を信頼性の高い方法(オンラインによる取り扱いが発生しないコールドウォレットなど)で管理すること」が義務づけられました。

金融庁の事前通達を受けて、既に多くの取引所が新たな規定に対応し、声明を出しています。ここでは「仮想通貨投資家の総預かり資産の95%以上をコールドウォレットで保管している」中で、特徴的な仮想通貨取引所4選をご紹介していきます。

目次

  1. 顧客資金を独自のセキュリティ体制で管理している仮想通貨取引所4選
    1. FX口座数が国内1位!DMM.comグループのDMM Bitcoin
    2. 大手カストディ企業BitGoと提携するbitbank
    3. セキュリティ評価で国内最高ランクのLiquid
    4. 現金を楽天信託で管理する楽天ウォレット
  2. まとめ

顧客資産の95%以上をコールドウォレットで管理している仮想通貨取引所4選

1. FX口座数が国内1位!DMM.comグループのDMM Bitcoin


DMM Bitcoinは株式会社DMM.comのグループ会社です。グループ企業のDMM.com証券は、FX口座数が国内1位の75万口座を越える企業です(2020年3月時点)。10年間に渡る金融サービスの提供実績やノウハウが、仮想通貨取引所DMM Bitcoinにも活かされています。

DMM Bitcoinは、顧客資産専用のコールドウォレットを設けています。毎営業日ごとに確認しながら、顧客の預かり資産の95%以上を専用のコールドウォレットに保管するよう運用しています。コールドウォレットからホットウォレットへ仮想通貨を移動させる際は、取締役を含めた複数部署の承認のもと、二人体制で移動作業を行うよう徹底されています。

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2. 大手カストディ企業BitGoと提携するbitbank

仮想通貨取引所・販売所のbitbank
bitbank(ビットバンク)はビットコインのカストディ企業BitGoと提携し、仮想通貨送金に複数の秘密鍵が必要となる「マルチシグ」をコールドウォレットとホットウォレットの両方で導入するなど、セキュリティ対策を進めている取引所です。マルチシグは、仮想通貨の送信に複数人の承認が必要な仕組みで、bitbankの全てのコールドウォレットで採用されています。

bitbankのホットウォレットはbitbankの資産のみで運用されており、顧客の仮想通貨は全てコールドウォレットに保管されます。このためホットウォレット保管部分の仮想通貨が万が一盗まれても、自己資産で充当できる体制となっています。なお、ホットウォレットとは、インターネットに常に接続されたウォレットのことで、主に仮想通貨の入出金に利用されています。

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3. セキュリティ評価で国内最高ランクのLiquid

Liquid
Liquid by Quoine(Liquid)はQUOINE株式会社が運営する仮想通貨取引所です。Liquidでは、顧客資産の100%をコールドウォレットで管理しており、仮想通貨を安全に保管したいと考えるユーザーにとっておすすめの仮想通貨取引所です。

また、アカウントロック機能、取引時の暗証番号、クーリングピリオド機能(ログイン情報の変更等を行った場合にも受けらえる制限期間)、顧客資産の分別管理、厳重な出金管理などセキュリティ体制を整えています。独立評価機関ICORatingのセキュリティレポート「Exchange Security Report V 2.0(2018年12月)」で国内最高ランクに評価されました。

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4. 現金を楽天信託で管理する楽天ウォレット

仮想通貨取引所・販売所の楽天ウォレット
楽天ウォレットは、楽天グループの連結子会社である楽天ウォレット株式会社が運営する仮想通貨取引所です。楽天グループの各種サービスと連携しており、楽天銀行口座を利用して最短即日で口座開設が可能です。ユーザーから預託した資産(顧客資産)は楽天グループの楽天信託が提供する信託口座で管理するなど、セキュリティや内部管理態勢も厳重に整備されています。

楽天ウォレットでは顧客資産を全てコールドウォレットで保管しており、秘密鍵は複数の署名を必要とするマルチシグで管理されています。またコールドウォレットや秘密鍵の管理は、電子鍵運用のノウハウを持つセコムのグループ会社と提携して、日々の安全管理に努めています。

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まとめ

仮想通貨取引所を選ぶ際、手数料や取扱通貨の種類ばかりに目が向いがちですが、大切な資産を預ける取引所のセキュリティ体制はしっかりチェックしましょう。取引所が取り組んでいるセキュリティ内容は顧客に開示するようガイドラインが敷かれているので、各社のホームページから確認することができます。

利用する仮想通貨取引所は一つに集約するよりも、複数箇所に資産とリスクを分散することも重要です。仮想通貨取引所の口座開設は無料でできますので、これを機にぜひ確認してみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。