初心者におすすめの暗号資産取引所は?選び方と主要5社の比較

暗号資産(仮想通貨)には様々なタイプがありますが、暗号資産取引所によって取扱い数やサービス内容は大きく異なります。コスト負担やリスク対策などの面から見ると、投資初心者よりも経験者向けの場合などもあるので、暗号資産取引所選びは慎重に行うことが大切です。

そこでこの記事では、初めて暗号資産へ投資する際の取引所を選ぶためのポイントや、取引サービスをご紹介します。手数料の安い会社や、サービスの充実した交換事業者を知りたい方はご参考にしてください。

目次

  1. 暗号資産取引所選びで大切なポイントとは
    1-1.手数料の安さ
    1-2.取り扱う暗号資産の豊富さ
    1-3.最低注文金額
    1-4.サービスの充実度
  2. 暗号資産取引所のおすすめは?
    2-1.国内最多14種類の暗号資産を取り扱うコインチェック
    2-2.入出金手数料無料、レバレッジ取引も備えるGMOコイン
    2-3.入出金手数料無料、レバレッジ取引が豊富なDMM Bitcoin
    2-4.ビットコイン取引量で国内No.1のビットフライヤー
    2-5.入金手数料無料!SBI VCトレード
  3. まとめ

1 暗号資産取引所選びで大切なポイントとは

暗号資産はまとまった資金がなくても、少額から投資ができる金融商品です。暗号資産取引所は、口座開設から購入までウェブサイトやスマホアプリ上で完結できるので、初心者の方や若年層にも人気の高い投資ツールとなっています。

しかし、暗号資産交換業者によって、手数料やサービス内容は大きく異なるので、利用する会社選びでは以下のポイントを参考することが大切です。

1-1 手数料の安さ

暗号資産取引で発生する手数料には、取引所の取引手数料、販売所の売買価格差(スプレッド)、レバレッジ取引のポジション管理料、日本円の入出金手数料、暗号資産の出庫手数料などがあります。特に販売所の売買価格差(スプレッド)については、銘柄や市場環境、運営会社によって差があるので注意する必要があります。また、日本円の入出金手数料について無料に設定している所もあります。

こうしたコストは、積立投資やトレーディング、ひいてはアービトラージなど、投資手法によっても重要となるため押さえておきましょう。

1-2 取り扱う暗号資産の豊富さ

日本の金融庁が認めた暗号資産取引所で取り扱っている暗号資産は、通称“ホワイトリスト”に含まれ、その数は執筆時点に30種類前後あります。それら全てを取り扱っている交換業者はありませんが、取扱数が多い会社ほど投資家の投資方針や好みに合った暗号資産を選ぶことができます。

時価総額の高いビットコインやイーサリアムへの投資が推奨されますが、個人投資家の間ではビットコイン以外の暗号資産(アルトコイン)の人気も根強い傾向があります。交換業者を選ぶ際は、目的としている暗号資産を取り扱っているかどうかチェックしておきましょう。

1-3 最低注文金額

まとまったお金を用意するのが難しい場合は、最低注文金額のチェックも必要です。執筆時点にビットコインは1BTCあたり240万円を超えていますが、暗号資産取引所の中には、1,000円未満の金額からビットコインを購入できるところもあります。

また、積立投資が可能な交換業者もあるので、毎月少額で積み立てればリスクを抑えながら将来必要なお金を無理なく作ることができます。ほかにも保有している暗号資産を貸し出して賃借料を受取れる「貸暗号資産」を提供している会社の検討も大切です。積立投資や貸暗号資産は、少額かつ中長期のスパンでの運用を検討している方におすすめです。

1-4 取引サービスの充実度

暗号資産の投資手段には、実際に資産を取得して価値の値上がり幅から利益を得る「現物取引」と、証拠金を預け入れて投資資金の数倍を使って取引および決済した際に生じた損益のみを受け渡す「レバレッジ取引(暗号資産FX)」があります。レバレッジ取引は売り(ショート)から入ることが出来るため、下落局面でも利益を狙うことができます。暗号資産取引所によって備えている取引サービスが異なるため、事前に確認しておきましょう。

2 暗号資産取引所のおすすめは?

暗号資産投資で初心者の方にも人気が高い暗号資産交換業者は以下の通りです。

2-1. 国内最多15種類の暗号資産を取り扱うコインチェック

Coincheck
コインチェックは、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。コインチェックは、国内でも最多の暗号資産を取り扱っており、ネム(XEM)やモナコイン、Lisk、Factomなど他取引所では取り扱いが少ない暗号資産を購入することができます。

コインチェックは初心者でも扱いやすい販売所サービスを提供している他、取引所サービスではビットコインを手数料無料で購入できます。他にも、暗号資産の長期保有を検討するなら利用したい暗号資産の貸付サービス、電気やガスの支払いでビットコインでもらえるサービスなどユニークなサービスを提供しています。また、暗号資産市場で度々発生する価格の乱高下に対しても、ドルコスト平均法を活用した積立機能が用意されているため、暗号資産の積立を定期的に行いたいという方におすすめのサービスとなっています。

販売所取扱銘柄 ビットコイン、XRP、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、XEM、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、ライトコイン、モナコイン、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST、Enjin Coin
取引所取扱銘柄 ビットコイン、イーサリアムクラシック、モナコイン、ファクトム
最小注文数量 0.001 BTC (取引所)
500円(販売所)
取引手数料 取引所:無料
販売所:スプレッド

2-2. 入出金手数料無料、レバレッジ取引も備えるGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。FX取引高『国内第1位』のGMOクリック証券で培った金融サービスのノウハウが、GMOコインにも活かされています。

GMOコインは、販売所および暗号資産FXでBTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZの10種類、販売所では前述の10種とQTUM、ENJを含む12種類の通貨を取り扱っています。取引所(現物取引)売買手数料はメイカー取引にマイナス手数料を採用しています。これは、取引の際に本来かかるべき手数料が報奨金として付与される仕組みで、指値注文を出すトレーダーにとって有利な条件です。

GMOコインは日本円の出金手数料と、暗号資産の入出金手数料が無料な他、GMOあおぞらネット銀行、ジャパネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行から手数料無料で即時入金が可能となっている点も便利なポイントです。GMOコインも「貸仮想通貨」を提供しているので、ユーザーは保有資産を貸し出して金利を稼ぐことができます。

販売所(及び暗号資産FX)取扱銘柄 ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、ステラルーメン、オーエムジー、ベーシック・アテンション・トークン、テゾス、QTUM、Enjin Coin
取引所(現物・レバレッジ取引)取扱銘柄 ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン
最小注文数量 現物取引:0.0001 BTC
レバレッジ取引:0.01 BTC
取引手数料(現物取引) ・取引所
メイカー:-0.01%
テイカー:0.05%
・販売所:スプレッド

2-3. 入出金手数料無料、レバレッジ取引が豊富なDMM Bitcoin


「DMM Bitcoin」は株式会社DMM.comのグループ会社であるDMM Bitcoinが運営する暗号資産取引所です。DMM Bitcoinでは、ビットコインの取扱以外にも国内でも最多となるアルトコインレバレッジ取引銘柄を取り扱っており、DMMグループが培ってきた金融サービスのノウハウを活用し、株式などの金融商品取引経験のある投資家が利用しやすいサービスを提供していることが特徴です。

DMM Bitcoinは現物資産の取り扱いを3種類に限定していますが、背景には今後定まっていく規制への対応や顧客への安全なサービス提供という観点による事業運営が考慮されています。また、新たな注文方式の導入によりスプレッドを狭くする対応を進めるなど、グループ会社の金融ノウハウを活かしたサービス展開が魅力となっています。

DMM Bitcoinの日本円のクイック入金は24時間365日利用可能で、銀行手数料も含めて入金手数料が無料です。また、暗号資産の入出庫にかかる手数料も無料と便利です。

販売所(現物取引)取扱銘柄 ビットコイン、イーサリアム、XRP
販売所(レバレッジ取引)取扱銘柄 ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、イーサリアムクラシック、ステラルーメン、モナコイン、クアンタム、BAT
最小注文数量 現物取引:0.001 BTC
レバレッジ取引:0.01 BTC
取引手数料(現物取引) スプレッド

2-4. ビットコイン取引量で国内No.1のビットフライヤー


ビットフライヤーは日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けている国内でも有数の仮想通貨取引所です。ビットフライヤーは初心者にとって理解しやすい「販売所」と「ビットコイン簡単取引所」、そしてレバレッジ取引ができて条件注文も可能な「bitFlyer Lightning」を提供しています。

bitFlyer Lightningは、現物取引(BTC/JPY)とレバレッジ取引(差金決済:BTC-FX/JPY、先物取引:BTC/JPY)でビットコインを取り扱っています。現物・差金決済・先物取引を含むビットフライヤーのビットコイン取引量は国内No.1(2019年総月間出来高、Bitcoin日本語情報サイト調べ)であり、他社の取引所と比較して、注文が約定しやすいと言えます。

販売所取扱銘柄 ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、BAT、テゾス
bitFlyer Lightning取扱銘柄 BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC、BTC-FX/JPY
最小注文数量 販売所:0.00000001 BTC
簡単取引所:0.001 BTC
Lightning 現物:0.001 BTC
Lightning FX:0.01 BTC
Lightning Futures:0.001 BTC
取引手数料 ビットコイン簡単取引所:約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: BTC)
販売所:スプレッド

2-5. 入金手数料無料!SBI VCトレード

VCTRADE
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。SBIグループは顧客中心主義とインターネット革命を標榜、デジタルアセット取引のグローバルスタンダードを目指しています。グループ会社である住信SBIネット銀行との連携や主要暗号資産に絞った取扱銘柄、セキュリティ体制など、金融機関をバックグラウンドにもつサービスが提供されているため、暗号資産初心者にもおすすめの取引所となっています。

SBI VCトレードは、VCTRADE(販売所)とVCTRADE Pro(取引所)の2つの売買サービスを利用でき、どちらもXRP、ビットコイン、イーサリアムを取り扱っています。特にVCTRADE Pro(取引所)の取引手数料は無料であり、マーケットメイカー(MM)が常時流動性を供給しているので取引機会も整っています。また1回の最小取引単位が約500円と少額から始められます。

SBI VCトレードの入金対応銀行はグループ会社の住信SBIネット銀行だけとなっていますが、即時決済サービスに対応しており、24時間365日振込手数料無料で利用可能です。また2020年11月に貸暗号資産「VCTRADE LENDING」がスタートしており、まずはビットコイン(0.1BTC~5BTC)を84日間、年率1.0%で貸し出すことができます。

販売所取扱銘柄 ビットコイン、XRP、イーサリアム
取引所取扱銘柄 ビットコイン、XRP、イーサリアム
最小注文数量 500円相当
取引手数料 取引所:無料
販売所:スプレッド

3 まとめ

取り扱っている暗号資産の種類や取引サービス、手数料は取引所によって様々です。取引所を選ぶ際は、手数料、暗号資産の取扱数、入出金手数料、レバレッジ取引、板取引の有無といった様々な要素をしっかり確認した上で、自身の投資方針や資産状況に合うサービスを選ぶことが大切です。

特に初心者の方の場合、最低投資額や販売所の売買価格差(スプレッド)がどの程度かの確認も併せて行うのがおすすめなので、検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチームは、暗号資産投資やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、暗号資産に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。