イーサリアムの歴史とイーサの価格推移

イーサ(Ether)の価格は、The DAOによって起きたハードフォーク、PoWからPoSに移行する4つのアップデートなどのイーサリアムプロジェクトの進捗状況の他、基軸通貨であるビットコインの価格との連動によって変動してきました。ここでは、イーサリアムの歴史を振り返るとともに、CoinMarketCapを参考にイーサの価格推移について見ていきましょう。


2013年11月、ホワイトペーパーが発表

イーサリアムは、当時19歳だったヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)により考案されました。ヴィタリックが作成したホワイトペーパーでは、イーサリアムプロジェクトの内容や技術についての説明がなされており、イーサリアムの目的はブロックチェーンを利用した分散型アプリケーション(DApps)の開発を容易にするプラットフォームを構築することにあると発表されています。

2014年7月、イーサリアムのICOが実施

イーサリアムのICOは実施から2週間後、5,000万以上のイーサが販売された結果、25,000BTC以上の資金調達に成功したことが発表されました。セール終了時には、イーサの販売総額は31,529BTC(約1,500米ドル)に達しました。

2015年5月、一般公開前にテスト環境へリリース

イーサが、イーサリアム開発テスト環境であるRopstenにリリースされました。Ropstenは仮想通貨の開発に広く用いられるテストネットの一つで、この環境下ではイーサの受け渡しはできたものの、まだマイニングを行うことはできずイーサの取引も開始されていませんでした。

2015年7月〜8月、フロンティア(Frontier)アップデート:3.52米ドル

フロンティアアップデートによりイーサが一般のインターネットに公開されました。この段階では、マイニングやアドレス間の資金移動や契約作成、トランザクションの送信はできましたが、ブロックチェーンには記録されませんでした。改ざん耐性の高いブロックチェーンにあえて記録をしないことでバグが発生した場合はバグ前に巻き戻しを可能にし、開発者がバグを修正する実験段階として開始されました。

2016年3月、ホームステッド(Homestead)アップデート:1.2米ドル→14.87米ドル

フロンティアアップデートのバグ改善が実施され、契約や取引のブロックチェーンへの記録が開始しイーサリアムが本格始動しました。これにより、多くの開発者や企業がイーサリアムプロジェクトに参入しました。さまざまな参加者が開発を開始したことで、それまで問題となっていたブロックチェーンの分岐(フォーク)を防ぐ技術やディフィカルティを自動調節するプログラムが加わった一方、スマートコントラクト利用にかかる手数料(GAS)が増加しました。

2016年4月〜5月、TheDAOのICOが実施:7.09米ドル→14.87米ドル

TheDAOとは、スマートコントラクト技術を用いて中央管理者なしに自律分散型の投資ファンドを実現するプロジェクトで、当時のイーサの発行総量の約1/10である1億3232万ドル相当(約7,620,000ETH)の資金を集めた大規模なICOでした。TheDAOでは、投資家によるトークン購入資金によってファンドが組成され、投資によって得た利益がトークン購入者に分配されます。このファンドでは、トークン購入者がトークンの保有数に応じて投資の可否についての投票権を持つことができました。

2016年6月、TheDAO事件が発生:21.38米ドル→10.51米ドル

TheDAO事件とは、TheDAOのシステムの脆弱性を突いて約8000万米ドルのイーサが盗難された事件です。この事件が原因で2016年7月20日、イーサリアムはハードフォークし、新しくブロックチェーンを分岐させて誕生したイーサリアムと分岐前のブロックチェーンを利用し続けるイーサリアムクラシックの2つに分岐することとなりました。

2017年10月16日、メトロポリス(Metropolis)ビザンチウムアップデート:349.3米ドル→278.89米ドル

スマートコントラクト機能が一般の利用者でも使えるようになりました。このアップデートから、スマートコントラクト技術に位置情報をはじめとするプライバシーの保護を可能にするzk-SNARKs技術が採用され、送金主や受取主や送金額などの契約内容が第三者から確認できなくなりました。

【参照サイト】CoinMarketCap
【参照サイト】TradingView

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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