アート作品の流通を支えるブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築するスタートバーン株式会社は8月4日、「Startrail」の普及と事業拡大を目的に経営体制を変更し、新たな取締役、社外取締役、シニア・アドバイザーを迎えた。また、経営体制強化と並行して資金調達も実施し、今後もさらなる事業拡大の加速化を図っていく考えだ。
スタートバーン株式会社は、世界中のアーティストそしてアートに関わる全ての人が必要とする技術を提供し、より豊かな社会の実現を目指している。同社はブロックチェーン技術を活用した、アート流通・評価のインフラとなる「Startrail」の構築を推進、Startrailに接続するサービスとして、自社オンラインサービス「Startbahn Cert.」や、法人・団体とのブロックチェーン共同事業などを展開している。
Startrailは、近日中にイーサリアムメインネットへの公開を控えている。また、「Startbahn Cert.」についても本格的な運用を開始し、さらなる事業拡大を行うとしている。
同社はこれに伴い、経営体制を再構築し、アート業界に対する豊富な知見とネットワークを有する3名を迎えている。取締役 エバンジェリストとして東方文化支援財団 代表理事の中野善壽氏、社外取締役に元Artsyゼネラルカウンセル兼アジア戦略責任者の塩野入弥生氏、シニア・アドバイザーにタグチ・アートコレクションの共同代表である田口美和氏の参画が決定している。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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