カーボンクレジットのトークン化に取り組むToucanが10月24日、カーボンオフセットのプロセスを簡素化するツール「Offset Helper」の導入を発表した。
これまでカーボンクレジットを償却するためには、ERC20トークンを通じてToucanが発行するプールトークン(BCT、NCT)などを購入し、このトークンをTCO2トークンと交換した後にクレジットを無効化させていた。しかし、「Offset Helper」の導入により、TC02トークンの交換と無効化を1つのトランザクションで行うことができるようになる。また、トランザクションはスマートコントラクト実行されるため、ユーザーによる手数料の負担もないという。
現在、「OffsetHelper」はToucan SDK(Software Development Kit)に追加されており、特定のプロジェクトからカーボンクレジットをオフセットしたり、償却時の証明書を発行したりすることも可能となっている。
【参照URL】@ToucanProtocol
【参照記事】OffsetHelper
【参照記事】How to Retire Carbon Credits Using the OffsetHelper
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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