カーボンクレジットマーケットプレイスのSolid Worldは5月4日、カーボンリスクツール「CRISP(Carbon Risk Identification and Scoring Principles)」を発表した。
Solid Worldではカーボンクレジットの事前購入が可能で、カーボンクレジット事業者が事業を開始する段階で将来的なカーボンクレジットの販売価格を予想し、事前購入券として販売することができる。
同プロジェクトが取り組むCRISPにおいても、気候変動プロジェクトに対して前払いを提供することで、プロジェクトの詳細なリスク評価に関する枠組みを提供するとしている。これにより、炭素クレジット市場の成長が促進され、森林再生プロジェクトの信頼性が向上するという。
Solid Worldは「CRISP」の一般公開後、スコアリングプロセスがどのように機能するかを示すサンプル評価の公開を予定している。この評価では、CRISPのリスク評価(炭素収集リスク、気候変動リスク、政策・法的リスク、財務リスク、開発者リスク)がどのように評価され、最終的なレーティングが作成されるかが説明される。また、Solid Worldは新しいカーボンプロジェクトを立ち上げるために必要な資金調達をサポートする流動性プールのローンチを計画しているという。
【参照記事】Solid World Introduces CRISP: World’s First Risk Assessment Tool For Carbon Forwards
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日
- Powerledger、Solanaとの統合完了で持続可能なエネルギー取引の革新を加速 - 2024年11月19日
- PlastiksとColiba、西アフリカでプラスチックリサイクルを強化へ - 2024年11月19日
- DevvStream、米国最大級の炭素隔離施設の50%株式取得 – 環境保全と経済成長の融合を目指す - 2024年10月21日
- SolarWise、VeChainでソーラーパネル所有権をNFT化 – 小規模投資家に新たな投資機会 - 2024年10月18日