米シカゴを拠点とする金融サービスNorthen Trustが9月11日、機関投資家向けのボランタリークレジット・エコシステムの第一段階を完了したことを発表している。
この発表は同社のデジタルカーボンクレジットプラットフォームで自動取引を成功させた成果に続くものだ。同カーボンクレジットプラットフォームでは、プライベートチェーンを通じてボランタリークレジットをプロジェクト開発者から直接購入し、オフセットに利用することができる。また、スマートコントラクト機能が実装されているため、トークン化されたクレジットの移転と決済まで証明する法的契約の実行も可能となっている。
Northen Trustは、プラットフォーム構築のために、森林保全プロジェクトREDD+開発会社のGo Balance Limitedや、使用済みモーターオイルを高級合成潤滑油にリサイクルするクリーンテック企業ReGen III(GIII)らと提携している。同プラットフォームは現在開発中で、2023年後半を目処に公式な取引開始が予定されているという。