炭素除去マーケットプレイスNoriが3月7日、企業とその顧客による炭素除去取引をシームレスに実現するWeb3プラットフォームをローンチした。同プラットフォームにはPolygonが採用されており、USDCも利用できるようになっている。
Noriにおける炭素除去量や購入量といった情報はPolygonブロックチェーンを通じて一般に公開されるという。その他、NRT購入者は購入したNFTをメタバースで披露したり、外部の人間が炭素の排出元やその理由を調べることもできるため、気候変動への関心や取り組みを推進するきっかけとなることが期待されている。
Noriは、Web3の技術を活用することで炭素市場に透明性と信頼性を構築することを目標としており、Web3マーケットプレイスによってサプライヤーがより迅速で安全な支払いを実現したり建設業者や企業が気候変動対策をDAppsに統合できるようになったりなど、炭素除去の裾野を拡大したい考えがある。
Noriは土壌炭素隔離と再生農業に焦点を当て、炭素除去オフセットの金銭的インセンティブと供給の成長に焦点を当てているマーケットプレイス。Noriでは、今後10年間に渡り二酸化炭素を1トン分除去することができることを1単位としたNFT「NRT(Nori Carbon Removal Tonne:Nori炭素除去トン)」を発行、カーボンオフセットを希望する企業や個人はNoriマーケットプレイスにおいてNRTを購入することが可能となっている。
【参照記事】
Introducing Nori’s Web3 Marketplace
【参照記事】Nori launches new integration, expanding Web3 access to carbon removal

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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