世界最大級の仮想通貨取引所Huobiを運営するHuobi Globalは9月12日、同社100%子会社のHuobi Japan Holding Ltdが国内仮想通貨取引所BitTradeを運営するビットトレード株式会社(以下、ビットトレード)の株式の過半数を取得したことを発表した。
Huobiグループは、500万人以上のユーザーを世界130か国に有するデジタル資産の金融サービス業者だ。同社が運営する仮想通貨取引所Huobiは、24時間の取引量が約10億ドルに達し、2013年の創業から1兆ドル以上の累積取引量を有する取引所だ。
Huobiグループが今回株式を取得したビットトレードは、国内で16社のみが登録されている金融庁登録仮想通貨取引所BitTradeを運営している。高精細なチャート機能やテクニカルインジケータを利用した24時間365日取引可能で、ビットコイン、イーサリアム、XRPをはじめとする主要な仮想通貨を扱っている。
Huobiグループは世界的に巻き起こった仮想通貨取引需要を背景に、ビットトレードは拡大する仮想通貨取引需要を取り込む目的で今回のパートナーシップ締結に至った。両プラットフォームの経営陣は積極的にプラットフォームを拡張し、取引においてより多くの選択肢とサービスを提供し、国際的にユーザーフレンドリーなサービスを強化していくとしている。
仮想通貨取引所Huobiは、日本居住者向けのサービスを停止した一方で日本を対象としたサービス検討を発表した過去や、SBIホールディングスとパートナーシップを結びながらも現在は解消に至っているなどの経緯をもっている。Huobiグループがこれから国内の登録事業者としてどのように仮想通貨マーケットに向き合っていくのか、注目していきたい。
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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