昨日のビットコイン相場は足元の急騰からの調整安の動き。56,000ドル手前まで上昇していたビットコインだが、その後53,000ドル台半ばまで下落しており、50,000ドルから見ると半値戻しの位置が53,000ドル付近のため、短期的には押し目はその辺りになりそうな印象。
53,000ドル付近からゆっくり押したところをロングで攻めるといいか。怖くてショートには振れない状況になってきており、短期的に下落しそうな雰囲気でもショートでポジションは持たない方がいいだろう。
10月上旬の上昇と50,000ドルを突破した時の上昇では上昇のタイプが異なることは注意。10月上旬は先物市場のショートカバーが優勢で上昇していたが、50,000ドルを突破した時の上昇は大口の現物投資家の買いが入っていたことが要因となっており、1,6000億円以上の金額が買われていたことがわかっている。現物の買いの場合、逃げ足も先物と比較して遅いため、すぐに売り圧力にはならないことから、60,000ドルは時間の問題と考えておいたほうがいいというのが個人的な相場観。
米国市場は株式市場が債務上限が12月末まで引き上げられたことを受けて安心感からなのか上昇。米国債金利は1.57%まで上昇しており、ドル円は111円台後半に上昇してきている。
ドル円はなかなか押し目を作ってくれないが、コストが悪いところではエントリーできないため我慢のしどき
日経平均株価は岸田首相の金融商品取引に対しての増税に関する話題から上値は重くなりやすい地合いに。
そして、債務上限問題と併せて中国の不動産問題は火種が燻っている状況だが、中国ネタはいつ爆発するかわからないため気にしてもしょうがないという印象。昔からバブルが弾けると言われて何年も続いており、結局は軽微な反応で終わることが多いため、一旦は米株ロングの日経ショートというポジションもありかと考えている。
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中島 翔
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