ブロックチェーン技術を活用してカーボンクレジット取引を手がけるBitgreenは10月25日、ユーティリティトークン「BBB」を大手取引所MEXCに上場すると発表した。BBBはカーボンクレジットのデジタルマーケットプレイスで利用される。
Bitgreenは2021年の設立以来、ブロックチェーン技術を活用したサステナブルファイナンスの開発に取り組んできた。同社は設立時に500万ドルの資金調達に成功し、2023年12月には初の数百万ドル規模の収益を計上している。
MEXCは世界170カ国以上で1000万人以上のユーザーを抱え、世界の暗号資産取引の約5%のシェアを持つ大手取引所。今回の上場では、BBBはステーブルコインUSDTとのペアで取引が開始される。
Bitgreenの広報担当者は「当社のカーボンクレジットのデジタルマーケットプレイスにおいて、BBBは重要な役割を果たす。2025年には認証された環境関連資産向けの新たな取引プラットフォームをリリースし、再生可能エネルギー資産との連携も強化する計画」と述べた。
気候変動対策への関心が高まる中、ブロックチェーン技術を活用したカーボンクレジット取引の需要は拡大傾向にある。一方で、カーボンクレジット市場の信頼性や透明性の確保が課題として指摘されており、技術による解決への期待が高まっている。
【参照記事】BBB, the Utility Token of the Bitgreen Network, Makes Its Exchange Debut
The following two tabs change content below.
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- カーボンクレジット取引にブロックチェーン活用、KlimaDAO JAPANが実証実験開始 - 2024年12月5日
- カーボンクレジット取引のBitgreen、MEXCに暗号資産BBBを上場 - 2024年11月28日
- Plastiks、独サッカーのバイエル・レバークーゼンと提携し環境保護に貢献 - 2024年11月26日
- Carbify、OpenForestsのプラットフォームexplorer.landと提携 - 2024年11月26日
- Talent Protocol、Base Ecosystem Fundから戦略的投資を獲得 Web3人材エコシステムを強化へ - 2024年11月19日