ビットコインキャッシュのハードフォーク後に生じている国内外仮想通貨取引所の動向

ビットコインキャッシュのハードフォークが行われた11月16日から4日経った現在、国内外の仮想通貨取引所は今後の対応方法に困惑している。

ビットコインキャッシュは現在、BitcoinABCの提供するBitcoincashABCとBitcoinSVの提供するBitcoincashSVの2つが存在しており、マイニング能力の差によって今後のビットコインキャッシュを決める「ハッシュウォー」が繰り広げられている。

海外取引所BINANCEやOKExでは、BitcoincashABC(以下、ABC陣営)とBitcoincashSV(以下、SV陣営)のそれぞれにおいて売買サービスを開始した。20日の午前10時現在、BINANCEでのABC価格は約0.046410BTC、SV価格は約0.015341BTCとなっている。OKExにおいてのABC価格は約0.046000BTC、SV価格は約0.01110008BTCだ。日本の取引所では、売買が可能なbitbankやLiquidにおいてビットコインキャッシュの流動が見られる。bitbankは約0.06530000BTC、Liquidは約0.06804833BTCだ。

ビットコインキャッシュのマイニング状況を知ることが可能なCoinDanceでABC陣営とSV陣営で分けて見ると、ビットコインキャッシュのマイニング占有率を表すハッシュレートがABC陣営は80%、SV陣営は20%となっており、ABC陣営の方が高い。マイニングに参加しているネットワークのノード数は、ABC陣営が68%を占めており、SV陣営は20%に留まる。データだけを見るとABC陣営が有力であると考えられなくもないが、両陣営はあえてハッシュレートでマイニング状況が分からないようにしている可能性もあり、いまだどちらの通貨がビットコインキャッシュに決まるかは不明確なままだ。

海外仮想通貨取引所大手のHuobiでは、18日にABC陣営の提供するビットコインキャッシュをBCHに、SVの提供するビットコインキャッシュをBSVの表記にした。同日、19日からABCの提供するビットコインキャッシュの入金を予定していることが明らかとなった。しかし、19日にはABC陣営の提供するビットコインキャッシュ入金を突然延期し、入金開始の日時は改めて発表するとした。

ビットコインキャッシュの騒動に対して国内外の仮想通貨取引所では今後の対応を決めかねており、暫定措置としてビットコインキャッシュの入金が停止していることから、仮想通貨取引所間での価格の剥離は進んでいる。ビットコインキャッシュの騒動が沈静化し、ビットコインキャッシュの入出金が開始した頃には価格が大き変動することが想定されるため、今後の動向には注視しておくことがおすすめだ。

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HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム

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