ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクは12月6日、「新宿マルイアネックス」(東京都新宿区新宿3-1-26)に新店舗「逢うふるさとチョイス」をオープンした。「まだ知らない“ふるさと”に出逢う場所」をコンセプトに、日本全国から集めた食べ物「ソウルフード」や工芸品、地元の人しか知らない絶景などを、期間ごとに様々なテーマを設け、展示やイベントなどで紹介。また、ふるさと納税セミナーの開催や常駐スタッフによるふるさと納税のご案内など、東京にいながら全国各地の魅力を発見できるショップとして運営していく。
ショップでは、缶詰、ジュースやビール、アウトドア用品などが並ぶ。缶詰は、47 都道府県の特産缶詰で、マンゴー缶詰(宮崎県)、ホテルカレー缶(奈良県)などがある。ジュースは、ふるさとチョイスが厳選した4都道府県6種類のりんご・みかんジュースなど。
クラフトビール・グラスは、ふるさと納税でも人気の地ビールやビアグラスを展示。山梨県のプレミアムロックボックなど、ふるさとチョイスのスタッフが選んだ全国13都道府県の地ビールが並ぶ。アウトドア用品は、「スノーピーク」、「キャプテンスタッグ」など著名なメーカーの焚火台やコーヒーミル、燻製台などをそろえる。
展示する品物は全て、ふるさとチョイスで選べるお礼の品・展示品の横に設置されたQRコードから、ふるさとチョイスのページに遷移し、店頭から寄付が可能。また、確定申告でふるさと納税に関心が高まる12月にセミナーの開催や常駐スタッフによるふるさと納税の案内などの関連サービスも提供する予定だ。
同日のプレス向け説明会で、川村憲一社長は、店舗オープンの背景として①物価高騰の社会情勢を受けた寄付行動の変化②同社の「ガバメントクラウドファンディング」の利用増③ふるさと納税が、自治体から事業者・生産者との繋がりに深化している④モノからコトへ(観光・体験型のお礼の品への人気)といった動きを紹介。
特に、20代の若年層が、ふるさと納税を通じたアクションに積極的なことから、地域との関わりを深めようとしている点に注目。体験型ふるさと納税の訴求に特化したプラットフォーム「きふたび」をリリースし、同時に若者が集まる新宿にリアル店舗を出店するに至った。
川村社長は「オンラインだけでは成しえないコミュニケーションや、地域の事業者・生産者を応援できるリアルな体験を提供する拠点をつくることで、地域の魅力をより多くの人に伝え、興味・関心を持ってもらい、今以上に地域に目を向けてもらう」場所の創出に意欲を見せていた。
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