オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は4月5日、Grollo Carbon Ventures(GCV)と提携し、炭素クレジット(ACCUs:Australian Carbon Credit Units)の取引に成功したと発表した。
本取引はオーストラリア準備銀行(RBA)とデジタル金融共同研究センター(DFCRC)が実施する中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実装ユースケースの一つとして、ANZが取り組んだものだ。ANZはACCUsをトークン化してステーブルコインA$DCを発行、GCVはANZのスマートコントラクトを通じてほぼリアルタイムで決済、購入が行われたという。
ANZのリードを務めるNigel Dobson氏は「炭素市場にトークノミクスを適用することは、効率性と透明性を向上させ、リスクを低減し、気候変動対策への投資を促進する可能性を秘めています」と述べている。さらに、ANZは今後、オフライン決済と年金基金決済のユースケースへの参加やCBDCの配布にも携わる予定だという。
【参照記事】ANZ and Grollo partner to trade tokenised Australian Carbon Credit Units
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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