環境データDePIN「Ambient」、200万ドル調達 Solanaへの移行計画も

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米国の分散型物理インフラネットワーク(DePIN)プロジェクト「Ambient」が200万ドル(約3億円)のシード資金を調達したBorderless Capitalがリードし、Solana VenturesやParami Investorsなども参加した。

Ambientは環境データをリアルタイムで収集するプラットフォームで、現在は大気質センサーに注力している。同社は3月にAlgorandベースのDePINプロジェクト「PlanetWatch」のネットワークを買収し、Solanaブロックチェーンへの移行を決定した。今後数週間以内にSolana上で新トークンを立ち上げる計画で、移行インセンティブやプラットフォームの全面的な改修も予定している。Ambientの共同創業者兼CEOのルカ・フランキ氏は「今夏にSolanaのテストネット上でローンチし、その後トークンを発行する」と述べた。

Ambientは既に20カ国以上で2万5000以上のセンサーを展開しており、5分ごとにデータを捕捉、これまでに107億以上のデータストリームを生成している。ユーザーは認証された機器を購入・設置・接続することでデータ提供に参加でき、その見返りとしてトークンを獲得できる。

この動きは、環境データ収集におけるブロックチェーン技術の活用拡大と、DePINプロジェクト間の統合・移行の加速を示唆している。今後、騒音や光害などのデータセットへの拡大も計画されており、環境モニタリング分野におけるブロックチェーン活用の新たな展開として注目される。

【参照記事】Solana DePIN Ambient raises funds ahead of token launch, acquires PlanetWatch’s network

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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