コインチェックとGMOコインの暗号資産積立サービスを比較

今回は、暗号資産の積立サービスについて、大手暗号資産取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では暗号資産コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. 暗号資産積立サービスとは
  2. 暗号資産積立サービスのメリット
  3. 暗号資産積立サービスのデメリット
  4. 暗号資産積立サービスの注意点
  5. コインチェックとGMOコインの暗号資産積立サービスを比較
  6. まとめ

資産運用に暗号資産(仮想通貨を取り入れたいと考えた時に、「どの取引所を使用すれば良いかわからない」と迷う方も多いでしょう。積立投資を切り口に探してみると、国内の暗号資産交換事業者の中で2か所、「コインチェック」と「GMOコイン」だけが積立サービスを提供しています。本記事では暗号資産積立投資サービスのメリット・デメリットや注意点、そしてコインチェックとGMOコインの積立サービスの詳細について解説します。

①暗号資産積立サービスとは

暗号資産積立サービスとは、毎月一定の金額を自動的に購入できるサービスです。価格が高いときは少なく、低い時は多く買うことになるため、暗号資産の価格変動リスクを低減しながら投資する手法です。購入するタイミングを考える必要がないので、負担のない資産運用戦略として広く投資家から好まれています。

②暗号資産積立サービスのメリット

暗号資産積立サービスを利用することのメリットについて紹介します。

1,000円単位の少額投資に対応

暗号資産の積立サービスは最低1,000円から利用できるので、まとまった初期費用を準備する必要がありません。そのため初心者の方でもすぐに始められるサービスとなっています。

自動取引のため手間がかからない

暗号資産積立サービスは毎月(毎日)決められたタイミングで暗号資産を自動的に購入するため、投資分析にかける時間がない方も手間をかけずに始めることができます。

時間分散によりリスクを軽減

暗号資産積立サービスは長期的に資産を少しずつ買い付けるため、平均購入単価を平準化でき、一回にまとめて購入するよりも価格変動リスクを抑える効果が期待できます。

③暗号資産積立サービスのデメリット

暗号資産積立サービスはメリットだけではありません。しっかりデメリットも抑えておきましょう。

大きな利益を狙う手法ではない

暗号資産積立サービスは長期的な資産形成を目的としているため、リスクと同時にリターンも低減する投資戦略です。投機的な手法ではないことを理解しておきましょう。

スプレッド分のコスト

スプレッドとは暗号資産取引に関する「買値」と「売値」の差額です。暗号資産積立サービスは比較的スプレッドが広い「販売所」を利用するため、自分で「板取引」などで取得するより購入単価が割高になる可能性があります。

④暗号資産積立サービス利用の注意点

暗号資産積立サービスを利用する上での注意点についても抑えておきましょう。

損失が発生するリスク

暗号資産の価値の下落によって損失が発生するリスクがあります。暗号資産積立サービスは価格変動リスクを低減する戦略ですが、利益が約束されているわけではないことを理解しておきましょう。

セキュリティ体制の整ったサービスを選ぶ

暗号資産積立サービスを利用する際は、運営会社のセキュリティ体制を確認しましょう。コインチェックとGMOコインのホームページには資産の管理方法を含むセキュリティポリシーが公開されています。内容を理解し、納得した上でサービスを利用しましょう。

個人を標的にしたハッキング対策をする

なりすましメールやフィッシング詐欺など、個人をターゲットにしたハッキング攻撃の対策も重要です。社名やロゴを悪用したメールを送付し、偽サイト(フィッシングサイト)上でIDやパスワードを入力させようとする不正行為が報告されています。積立てた暗号資産や日本円を引き出されてしまう恐れがあるため、2段階認証などのハッキング対策を徹底しましょう。

⑤コインチェックとGMOコインの暗号資産積立サービスを比較

それでは、コインチェックとGMOコインの暗号資産つみたてサービスをそれぞれ比較してみましょう。

コインチェック GMOコイン
積立金額 月々1万円~100万円の範囲で、1,000円単位 月々1,000円~5万円の範囲で、1,000円単位
積立プラン 【毎日積立プラン】
ひと月の予算を日割計算して購入するため、価値変動リスクを抑制し、損益の振れ幅をより安定化する。
【月イチ積立プラン】
月1回にまとめて購入するので、毎日積立プランより損益の振れ幅が大きい。
【毎月10日に指定金額を積み立て】
月1回にまとめて購入する。
積立可能な暗号資産 ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ステラルーメン(XLM)、ネム(XEM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、IOST ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)
取引手数料 無料 (口座振替手数料、積立サービス手数料)
*購入価格にスプレッドが含まれ、実質的に数%の取引手数料が発生
無料(積立手数料)
*口座振替はユーザー自身で行う
*購入価格にスプレッドが含まれ、実質的に数%の取引手数料が発生

⑥まとめ

今回はコインチェックとGMOコインの暗号資産の積立サービスを比較しました。どちらも取扱っている暗号資産の種類が豊富で、セキュリティ対策がしっかりしているため、安心して利用できる会社だと言えます。

2社の大きな違いは月々の取引金額です。コインチェックは月間の最小積立金額10,000円〜最大100万円まで幅広い顧客層のニーズに対応しています。一方のGMOコインは最小金額が1,000円なので、できるだけ低予算で始めたい人に適しています。GMOコインの積立サービスは2020年12月に開始したばかりのサービスなので更新情報にも注目です。

暗号資産積立投資のリスクと注意点を踏まえて各社サービスの利用を検討してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 暗号資産・ブロックチェーンチーム

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