暗号資産の長期投資を検討中の方は必見!レンディングで賃借料を稼げる3社の暗号資産取引所を紹介

保有している暗号資産を第三者に貸し出し、賃借料(利息)を稼ぐことができる「貸暗号資産」という投資方法はご存じでしょうか?貸暗号資産を利用することで着実に保有量を増やすことができるので、長期投資を検討している方におすすめの投資方法です。

国内では、コインチェック、GMOコイン、bitbankの3社が「貸暗号資産」サービスを提供しています。この記事では、貸暗号資産の概要や特徴、各社サービスの条件面について詳しく解説します。

目次

  1. 投資初心者でも始められる貸暗号資産とは?
  2. 貸暗号資産サービスのメリット
    2-1. 銀行預金よりも利率が高い
    2-2. 投資初心者でも暗号資産を増やせる
    2-3. 持ち逃げされる心配がない
  3. 貸暗号資産サービスのデメリット
    3-1. 貸出期間中の価格変動リスク
    3-2. 貸出中に取引所破綻による返還されないリスク
  4. 貸暗号資産サービスを提供する暗号資産取引所
    4-1. 14種類の銘柄で貸暗号資産を利用できる「コインチェック」
    4-2. 貸暗号資産の自動更新ができる「GMOコイン」
    4-3. ビットコインのレンディングに対応している「bitbank」
  5. まとめ

①投資初心者でも始められる貸暗号資産とは?

貸暗号資産(レンディング)とは、投資家が保有している資産を暗号資産取引所に貸し出し、期間と貸付数量に応じた利息分を暗号資産で取得できるサービスです。長期的な値上がりを期待して仮想通貨を保有し続けるつもりの投資家にとって、着実に暗号資産を増やせる運用方法です。

貸暗号資産サービスを提供する暗号資産取引所は、「貸し手」と「借り手」を仲介する役割を担います。暗号資産の借り手は仲介者に金利を支払い、手持ち資金の数倍の金額を動かせる「信用取引」に利用しています。これが貸暗号資産の仕組みです。なお、サービスの利用には暗号資産取引所による審査や借入枠の制限などがあり、必ずしも申請してすぐに貸出が実施されるわけではない点も覚えておきましょう。

②貸暗号資産サービスのメリット

1. 銀行預金よりも利率が高い

貸暗号資産の年率はおよそ1~5%に設定されています。一般的な銀行の普通預金の年率が0.01%〜0.2%であることを踏まえると、貸暗号資産の利率は十分に有益と言えるでしょう。貸出期間ごとに年率が異なり、期間が長いほど高い年率を得られる仕組みが主流になっています。

2. 投資初心者でも暗号資産を増やせる

ボラティリティが大きな暗号通貨市場では、トレーディングやレバレッジ取引などで大きな利益を得ることも可能ですが、株式投資やFXなどと比較すると税制の面でデメリットが大きいことに注意が必要です。

貸暗号資産による期待収益はトレードよりも低いかもしれませんが、トレード未経験の投資家でも暗号資産の保有数を増やすことができる投資方法です。特に暗号資産に長期投資を行う場合、ただ保有するよりも、貸暗号資産を利用することで資産を増やせる仕組みはローリスクローリターンの投資方法として初心者の心強い味方になるでしょう。

3. 持ち逃げされる心配がない

暗号資産取引所を仲介しているので、貸付相手に持ち逃げされる心配がありません。また取引所は契約に準じて管理を行うため、個人の貸し借りで起きやすい不正が起こりにくく、貸し手、借り手の双方にとって安心できる仕組みになっています。

③貸暗号資産サービスのデメリット

1. 貸出期間中の価格変動リスク

貸出期間中は暗号資産を動かすことができないので、大きな価格変動が発生したとしても売却することは基本的にはできません。貸暗号資産の中途解約は多くの場合、コストがかかります。損切りや利確がしたいと思ってもなかなかできなくなるので、事前に取引所の利用規約をしっかり押さえておきましょう。

2. 貸出中に取引所破綻による返還されないリスク

万が一、暗号資産を貸し出している間に暗号資産取引所が破綻した場合、暗号資産が返還されないリスクがあります。例えば、コインチェックの「貸仮想通貨サービス」の場合、コインチェックとユーザーは無担保契約である「消費貸借契約」を締結します。つまり、コインチェックが破綻した場合、ユーザーが貸付けた仮想通貨が返還されないというリスクがあります。また、「貸仮想通貨サービス」は預金保険の対象外となっています。そのため、すべての保有通貨を貸出することはせず、リスク分散を考慮した利用をしましょう。

④貸暗号資産(レンディング)サービスを提供する暗号資産取引所

1. 14種類の銘柄で貸暗号資産を利用できる「コインチェック」


コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックのスマホアプリは優れたユーザーインターフェイスが特徴で、「販売所」にアクセスしてスムーズに暗号資産を購入できるよう設計されています。2020年7月時点にアプリダウンロード数295万件を突破しています。

コインチェックの「貸仮想通貨サービス」は、14日間・30日間・90日間・180日・365日間の5種類から貸出期間を選択し、数量に応じて最大年率5%分の仮想通貨を獲得できます。最低1万円(相当)から利用でき、貸出上限は設定されていません。コインチェックでは取り扱っている全暗号資産14種類と多くの通貨に対応しているので、アルトコインの長期保有者にも有益です。

コインチェックは借入可能枠ができ次第、ユーザーの貸出申請順に承認するかたちを取っており、申請順に承認となります。シミュレーションもできるようになっているので、気になる方は気軽に試してみるのがいいでしょう。

貸暗号資産
対応銘柄
14種類:ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、LOST
貸出期間と年率 14日間 年率1%、
30日間 年率2%、
90日間 年率3%、
180日間 年率4%、
365日間 年率5%
最低貸出数量 1万円相当
上限貸出数量 上限なし
中途解約 原則不可
募集期間 空き枠が発生次第、申請順に承認

2. 貸暗号資産の自動更新ができる「GMOコイン」


「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績をもっており、GMOコインにおいても金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

GMOコインでは8種類の貸暗号資産に対応しており、銘柄によってそれぞれ月間の最大貸出数量を設けています。例えばビットコインの場合、最大貸出数量は100 BTC/月です。貸出開始日が同じ受付分の合計が100 BTCを超えると、新規の受付はできなくなります。

GMOコインの場合、契約の自動更新ができ、貸付時または貸付中に「再貸出」を選択している場合、償還時に同じ条件で再度、貸出できるという便利なサービスがあります。再貸出申請が取消されない限り、同条件で以降も自動更新されます。

貸暗号資産
対応銘柄
9種類:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン 、XRP、ネム、ステラルーメン、BAT、OMG
貸出期間と年率 1ヶ月 年率1%、
3ヶ月 年率3%
最低貸出数量 10万円相当
上限貸出数量 100 BTC
中途解約 可能。償還時に受取予定の貸借料の10%の解約手数料がかかる
募集期間 24時間 365日、翌月15日貸出開始分を受付

3. ビットコインのレンディングに対応している「bitbank」


ビットバンク株式会社が運営する暗号資産取引所bitbankの「暗号資産を貸して増やす」は、現時点でビットコインのみに対応しています(今後リップル、ライトコイン、イーサリアム、モナコイン、ビットコインキャッシュ等にも対応する予定)。

貸出期間は1年間の一択ですが、年率は貸出数量によって異なり、10 BTC以上(約1000万円以上:2020年6月)で最大年率3%が適用されます。毎月1日から月末にかけて募集を行っています。利用料は、募集期間が終了した翌日を起算日とし、満了期日に発生します。

bitbankは、米国のセキュリティ専門企業BitGoと提携し、暗号資産の送金に複数の秘密鍵が必要となる「マルチシグ(マルチシグネチャー)」をコールドウォレットとホットウォレットの両方で導入するなど、セキュリティ対策を積極的に進めている取引所です。

貸暗号資産
対応銘柄
ビットコイン(今後、イーサリアム、ライトコイン、XRP、モナコイン、ビットコインキャッシュ等に対応予定 )
貸出期間と年率 1年間
1%(1BTC≦ X < 5BTC)、2%(5BTC≦ X < 10BTC)、3%(10BTC≦ X )
最低貸出数量 1BTC
上限貸出数量 40 BTC
中途解約 可:解約手数料5%
募集期間 毎月1日から月末まで

⑤まとめ

貸暗号資産サービスは、特に長期的に暗号資産を保有する投資家にとって取り組んでおきたいサービスです。歌詞暗号資産サービスでは貸出期間は数か月単位で選択できる取引所もあるので、まずは短期間だけ試してみるということも可能です。

最近は貸暗号資産の注目度が高まっているため、空き枠が埋まっているケースも増えています。そうした場合には今回ご紹介した3つの取引所の口座を開設して、資産を分散しながらも貸暗号資産サービスを利用することも一つの方法です。そうすることで、万が一の場合のリスクを分散することもできるでしょう。

貸暗号資産には、貸出中に資産を移動することはできない、貸出中に取引所が破綻した場合は返還されない、といったリスクもあります。投資や運用を行う際にはリスクを考慮した上で余剰資金で取り組みを始めるようにしましょう。これを機に、各社サービスについてぜひ確認してみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。