仮想通貨(暗号資産)のレバレッジ取引、国内3社のスプレッド、アプリ、手数料など徹底比較【FXトレーダー向け】

仮想通貨(暗号資産)の取引形態には、シンプルに仮想通貨を売買する「現物取引」と、資金を証拠金として取引所に預け、資金の2倍の金額で取引できる「レバレッジ取引(仮想通貨FX:証拠金取引)」があります。

レバレッジ取引では、ロング(買い)だけでなくショート(売り)ポジションも取れるので、値上がり・値下がりの双方で利益を狙うことができます。しかし、ポジションの含み損が膨らむと、自動的に清算(ロスカット)される場合もあるため、価格変動リスクをしっかりと管理する必要があります。

さまざまな仮想通貨取引所がレバレッジ取引を提供されていますが、それぞれ取扱銘柄や、証拠金維持率、ポジション管理手数料などの設計や、注文機能、チャート、スプレッドなどの環境が異なります。ここでは、国内で利用者の多い3つの仮想通貨取引所のレバレッジ取引をご紹介します。

目次

  1. GMOコインの取引所(レバレッジ)と仮想通貨FX
  2. 条件内ならミッド(仲値)価格で取引可能なDMM Bitcoin
  3. ビットコイン取引量で国内No.1のbitFlyer
  4. まとめ

①GMOコインの取引所(レバレッジ)と暗号資産FX

GMOコイン
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社、GMOコイン株式会社が運営している暗号資産取引所です。国内大手企業であるGMOインターネットはGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績があり、仮想通貨取引サービスにもそうしたノウハウが活かされています。

GMOコインは4種類の取引サービス、「販売所」、「取引所(現物取引)」、「取引所(レバレッジ)」、「暗号資産FX」を提供しています。取引所(レバレッジ)と暗号資産FXは、取引画面や利用できる注文機能、ロスカットのルールなどが異なります。

取引所(レバレッジ)

GMO Biard sp
取引所(レバレッジ)はオーダーブックを介してユーザー間で仮想通貨を取引する「取引所形式」となっています。取引所(レバレッジ)限定で利用できる、PC専用の高機能ツール「WebTrader」はTradingViewを採用しており、81種類のインジケーターと70種類以上の描画機能を利用できます。

取扱銘柄 BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、BCH/JPY
レバレッジ 2倍
手数料 取引手数料:無料
ロスカット手数料:建玉ごとに0.5%
レバレッジ手数料:建玉ごとに0.04% / 日
追加証拠金が解消されないことに伴う強制決済手数料:建玉ごとに0.5%
必要証拠金 建玉金額の50%に相当する日本円
注文数量 最小:0.01 BTC
最大:3,000 BTC
保有建玉上限:買建玉・売建玉各250 BTC
注文タイプ 成行、指値、逆指値
両建
ロスカット 建玉ごとにロスカットレート(50%)が設定される建玉単位のロスカットと、証拠金維持率(30%)に基づきロスカットが発動する口座単位のロスカットを併用
追加証拠金 毎営業日(土日祝日を含む)の6:30時点に証拠金維持率が100%を下回った場合、追加証拠金が発生

※2021年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

暗号資産FX

GMO ASpresad
暗号資産FXは、2wayプライスによるシンプルな価格表示で、外国為替証拠金取引(FX取引)の経験者が慣れ親しんだ仕組みになっています。複合注文(IFD、OCO、IFD-OCO)や、ワンタップで新規・決済・ドテン注文を実行できるスピード注文を備えており、相場変動に柔軟な対応しやすくなっています。スプレッド(上図):6232円 / 0.15%

取扱銘柄 BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、OMG/JPY、BAT/JPY、QTUM/JPY、XLM/JPY、MONA/JPY、XEM/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、BCH/JPY、ETH/BTC、XRP/BTC、XEM/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH
レバレッジ 2倍
手数料 取引手数料:無料
強制決済手数料:無料
レバレッジ手数料:建玉ごとに0.04% / 日
追加証拠金が解消されないことに伴う強制決済手数料:建玉ごとに0.5%
必要証拠金 建玉金額の50%に相当する日本円
注文数量 最小:0.01 BTC
最大:300 BTC
保有建玉上限:買建玉・売建玉各250 BTC
注文タイプ 成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFD-OCO
両建
ロスカット 証拠金維持率が75%を下回った場合
追加証拠金 毎営業日(土日祝日を含む)の6:30時点に証拠金維持率が100%を下回った場合、追加証拠金が発生

※2021年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

②条件内ならミッド(仲値)価格で取引可能なDMM Bitcoin


DMM Bitcoinは株式会社DMM.comのグループ会社です。DMMグループもDMM.com証券を所有しており、専門的なノウハウがDMM Bitcoinにも活かされています。

DMM Bitcoinでは、販売所形式に特化しており、12種類の仮想通貨のレバレッジ取引に対応しています。日本円に加えてBTC建ての取引にも対応しており、利用可能な銘柄は計19種類に上ります。
DMM Bitmatch
仮想通貨取引はスプレッド(売買価格差)が広い点で敬遠されがちですが、DMM Bitcoinは独自機能の「BitMatch注文」でこの課題に対処しています。BitMatch注文は、発注から30秒以内に顧客の注文がマッチングした場合に、買値と売値のミッド(仲値)価格で取引が成立します(30秒以内に他の注文と対当しなかった場合は、成行にて時価で約定します)。頻繁にポジションを決済する短期トレーダーにとってメリットとなる機能です。スプレッド:4678円 / 0.12%(左)、0円(BitMatch注文)

取扱銘柄 BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、OMG/JPY、BAT/JPY、QTUM/JPY、XLM/JPY、MONA/JPY、XEM/JPY、LTC/JPY、ETC/JPY、BCH/JPY、ETH/BTC、XRP/BTC、XEM/BTC、LTC/BTC、ETC/BTC、BCH/BTC、ETC/ETH
レバレッジ 2倍
手数料 取引手数料:無料
BitMatch取引手数料:取引単位(0.01BTC)当たり¥3
ロスカット手数料:無料
レバレッジ手数料:建玉ごとに0.04% / 日
必要証拠金 建玉金額の100%に相当する日本円
50%の掛目で暗号資産(BTC、ETH、XRP)を証拠金に代用できる
注文数量 最小:0.01 BTC
最大:5 BTC(BitMatch 3 BTC)
保有建玉上限:250 BTC
注文タイプ 成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFD-OCO
両建
ロスカット 証拠金維持率が75%を下回った場合
追加証拠金 毎営業日(土日祝日を含む)の6:59時点に証拠金維持率が100%を下回った場合、追加証拠金が発生

※2021年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

③ビットコイン取引量で国内No.1のbitFlyer

bitFlyer
仮想通貨取引ツール「bitFlyer Lightning」を提供するbitFlyerは、日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けている国内でも有数の仮想通貨取引所です。現物/差金決済/先物取引を含むビットコイン取引量は5年連続で国内 No.1の実績を誇ります((Bitcoin日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年- 2020 年の年間出来高)。
bitflyer lightning
bf app
biyFlyer Lightningでは、FX(BTC-FX/JPY)と先物取引(BTC/JPY-1週間先物、2週間先物、3か月先物)で、最大2倍のレバレッジ取引が可能です。先物もFXも毎日ポジション管理料が課されますが、FXには価格乖離を是正するための手数料として、SFDがある点で異なります。特殊注文はAndroid 版のアプリ(上図下)でのみ利用可能となっています。

取扱銘柄 BTC-FX/JPY
BTC/JPY-1週間先物、2週間先物、3か月先物
レバレッジ 2倍
手数料 取引手数料:無料
レバレッジ手数料:建玉ごとに0.04% / 日
*Lightning FX SFD:現物(BTC/JPY)との取引価格が 5% 以上乖離している場合、乖離しているサイドの注文に対して約定金額×0.25%~2%の手数料が発生する
必要証拠金 建玉金額の100%に相当する日本円
注文数量 最小:BFTは0.001 BTC BTC-FXは0.01 BTC
最大:共通1,000 BTC
保有建玉上限:各板毎に1,000 BTC-FX、1,000 BFT(含注文数量)
注文タイプ 成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFDOCO、トレーリング・ストップ注文
両建 不可
ロスカット 証拠金維持率が50%を下回った場合
追加証拠金 証拠金維持率が100%を下回った場合、追加証拠金が発生

※2021年7月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。

④まとめ

仮想通貨取引所3社のレバレッジ取引についてご紹介しました。GMOコインとDMM Bitcoinはグループ企業のノウハウを活かして、FX(外国為替取引)で人気の高い機能を備えています。この2社では、買い注文と売り注文を同時に保持する「両建て」が可能となっています。両建ては、中期的に買いポジションを取りながら、短期的に売りポジションを取るような戦略もとれるので、トレードのチャンスが広がる利点があります。

bitFlyerは国内 No.1のビットコイン取引量を誇り、最大注文数量や保有建玉上限も他社より大きめに設定されています。流動性の高いため大口のトレーダーにとっても利用しやすくなっています。

どの取引所にも特徴があり、自分の目的に合った取引所でレバレッジ取引をしてみるのがおすすめです。仮想通貨取引所ではメンテナンスや売買制限等で取引が行えないケースもありますので、複数口座を開いて取引ができなくなるリスクを軽減すると良いでしょう。仮想通貨取引所の口座開設は無料でできますので、これを機にぜひ確認してみてください。

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