FTX Japanと国内の仮想通貨取引所の違いについて徹底解説

今回は、FTX Japanとその他の仮想通貨取引所の違いについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. FTXとは
  2. その他の国内仮想通貨取引所との違い
    2-1.国内仮想通貨取引所としては多い取扱い銘柄
    2-2.日本円の出金スピードがかなり速い
    2-3.デリバティブ取引が利用できる
    2-4.サブアカウントが作成できる
  3. まとめ

暗号資産(仮想通貨)取引を行う際、自身のニーズやスタイルに合った取引所を選択することは、利益を最大化するために重要なポイントの一つとなっています。

FTXはグローバル展開を行う世界最大規模の取引所として多くのユーザーを抱えているほか、先日、日本国内においても本格的なサービス提供をスタートしたことで話題となりました。

そこで今回は、FTXとその他の仮想通貨取引所の違いについて、それぞれの特徴などを踏まえながら解説していきます。

①FTXとは

FTXjp

FTXグローバルとは、19年に設立された仮想通貨およびデリバティブの取引所で、仮想通貨業界を牽引する若き天才サム・バンクマン・フリード氏がCEOを務めるグローバルな取引所となっています。

FTXグローバルは設立当初、香港を拠点として事業展開を行っていましたが、21年9月に本社を移転することを発表し、現在はバハマを拠点としてサービスを展開しています。22年6月2日にはFTXグローバルの日本法人「FTX Japan」を発表し、本格的な日本市場参入を果たしたことでも話題となりました。

FTXグローバルは現物取引だけでなく、多岐にわたる金融派生商品を取り扱っていることでも知られており、世界最大規模のデリバティブ取引所として多くのユーザーを抱えています。

②その他の国内仮想通貨取引所との違い

2-1.国内仮想通貨取引所としては多い取扱い銘柄

FTX Japanは、他の国内取引所ではあまり見られない有望な仮想通貨銘柄を取り扱っていることで知られています。

具体的には、その利便性の高さからイーサリアムを超えるとされている「ソラナ(SOL)」や、FTXの取引所トークンである「FTXトークン(FTT)」に対応しているため、海外の取引所を介さずとも、直接の取引が可能となっています。

また、取扱銘柄数も豊富で、販売所および取引所では「ビットコイン(BTC)」や「イーサリアム(ETH)」、「リップル(XRP)」などをはじめとする人気の通貨を取り扱っています。

販売所の取扱銘柄

13種類:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、OMG、ポルカドット、エンジンコイン、FTXトークン、ソラナ、ドージコイン、アバランチ

取引所の取扱銘柄

13種類:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、OMG、ポルカドット、エンジンコイン、FTXトークン、ソラナ、ドージ、アバランチ

このほかにも、FTX Japanでは現物と先物とCFDの特徴を併せ持つデリバティブ取引である「パーペチュアル取引」のサービスも提供しています。

2-2.日本円の出金スピードがかなり速い

FTX Japanは日本円の出金スピードが他の取引所と比べてかなり速く、ユーザーにとって使い勝手の良いサービスとなっています。下記はそれぞれの取引所において、日本円の出金にかかる実際の時間です。

FTX Japan Coincheck GMOコイン DMM Bitcoin
即時 申請日当日〜
2銀行営業日以内
翌銀行営業日〜
2銀行営業日以内
翌営業日から起算して、
原則3銀行営業日以内
SBI VC bitbank BITPoint DeCurret LINE BITMAX
最長3銀行営業日 翌銀行営業日〜
5銀行営業日前後
2銀行営業日 翌銀行営業日 翌銀行営業日

この表からも分かるように、一般的には取引所で出金申請を行い、実際に指定の銀行口座に反映されるまで、1銀行営業日〜最長5銀行営業日という時間が必要ですが、FTX Japanは唯一即時出金が可能な取引所となっているため、ユーザーにとってはかなり大きなメリットであると言えるでしょう。

なお、FTX Japanでは日本円の即時出金サービスを手数料無料で利用できるため、ユーザーはコストを最小限に抑えながら、快適な取引を行うことが可能です。

2-3.デリバティブ取引が利用できる

FTX Japanは、国内では数少ないデリバティブ取引が利用できる取引所としても人気を博しています。

デリバティブ取引とは、より基本的な資産や商品などから派生した「金融派生商品」と呼ばれるものの取引を指し、売買の方法が多岐にわたるため、ユーザーは自身に合った柔軟な取引を行うことが可能です。中でも、「レバレッジ取引」は仮想通貨取引でも人気の取引方法となっています。

レバレッジ取引とは、預け入れた資金を担保として、預けた金額の何倍もの金額で取引を行うことができる取引方法のことを指し、少ない資金で大きな利益を狙えることが特徴です。

下記は、仮想通貨取引で人気の「レバレッジ取引」を取り扱っている取引所の一覧です。

FTX Japan Coincheck GMOコイン DMM Bitcoin SBI VC bitbank BITPoint DeCurret LINE BITMAX
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また、FTX Japanではレバレッジ取引以外にも、前述した「パーペチュアル取引」が利用できます。

パーペチュアル取引は現物と先物とCFDの特徴を併せ持つデリバティブ取引であり、契約する際に決済満期日およびその日にいくらで売買するのかについて決定する従来の先物取引とは異なり、パーペチュアルには限月が存在しないため、無期限に建玉を保持することが可能となっています。

このように、FTX Japanでは人気のレバレッジ取引以外に、他の取引所にはないパーペチュアル取引にも対応しているため、取引上級者にとっても利便性の高い取引所であると言えます。

2-4.サブアカウントが作成できる

FTX Japanでは、「建玉(ポジション)」を分割することを目的として、「サブアカウント」を作成することが可能となっています。

サブアカウントは、特定のポジションや戦略、ロスカットの発生といった要素をメインアカウントから分離させたいという場合に活用することが可能です。取引の際にはサブアカウント内における証拠金のみを利用するため、例えロスカットが発生した場合であっても、サブアカウント内の残高のみが使用されるシステムとなっています。

サブアカウントは「アカウントの管理」から画面中央にある 「+」ボタンをクリックし、サブアカウントの名前を入力するだけで作成完了となるため、誰でも気軽に且つ簡単に利用することができます。また、サブアカウントではアカウント間における資金移動も可能となっているため、リスク管理にも有効的です。

現時点で、サブアカウントを作成できる国内取引所はかなり少ないため、この点もFTX Japanを利用する大きなメリットの一つとなっています。

③まとめ

FTX Japanは世界有数の取引所であるFTXの日本法人として、22年6月より日本での本格的なサービス提供をスタートさせました。FTXがこれまでグローバル市場で培ってきたノウハウをもとに、FTX Japanでは他の国内取引所とは一線を画する利便性の高いサービスを多数展開しており、そのユーザー数は着実に拡大を続けています。

今回紹介したように、FTX Japanは初心者から上級者まで、あらゆるユーザー層に対応した豊富な取引環境を提供しているため、仮想通貨取引に興味がある方や、実際に始めたという方も、一度FTX Japanで口座を開設し、世界レベルのサービスに触れてみることをおすすめします。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12