【元トレーダーが解説】暗号資産市場の下落トレンドで利益を出す方法

証券会社を経て、暗号資産(仮想通貨)取引所でトレーディング業務に従事した後、現在は独立して仮想通貨取引プラットフォームのアドバイザリーや、コンテンツ提供事業を運営する中島翔氏のコラムを公開します。

目次

  1. 下落トレンドとは
  2. 下落トレンドの特徴は
  3. 下落トレンドでの戦略とは
  4. 利益を出すトレーダーは下落トレンドを利用している
  5. 暗号資産FXのトレードはbitFlyerが便利

ビットコインであろうと株であろうと、金融市場には必ずトレンドが存在します。こうしたトレンドを読み取る事は投資をする上で重要になります。なぜなら、上昇トレンドなのか下落トレンドなのかによって市場参加者の状態が変化し、取るべきトレード戦略も変わるからです。

市場のトレンドというのは、全体的な方向性が持続している状態のことを指しています。例えば、下落トレンドでは、価格が下がりつつある状態にあるということです。

相場というものは上昇時は緩やかに動き、下落は急に動くパターンが傾向があります。これは人間の心理的におかしくない動きであり、日本株に投資している方は特に理解しやすいでしょう。

ビットコインの2020年を振り返ると、上昇トレンドでありながら短期的には大きな下落局面もありました。このような場面では、長期投資家は価格の回復をひたすら待つしかありません。しかし、暗号資産FXや先物であれば、こうした下落局面でも利益を狙うことが出来ます。

それでは、実際に下落局面ではトレーダーはどのような戦略を立て、どのように動いていくのでしょうか。この記事では下落トレンドについて詳しく解説していきます。

①下落トレンドとは

下落トレンドとは、マーケットの価格が下落していく期間のことを指します。下落トレンドにおいて、ロングポジションは分が悪く、損失を抱える可能性が高まります。ロングを好む投資家は、トレードから離れる判断をしたほうが賢明でしょう。

下落トレンドと上昇トレンドを比べると、上昇の動きは比較的ゆっくりと進行するのに対して、下落する時は一気に落ちてしまう傾向があります。このような事象の原因として、下落が始まるとロングポジションを持っていたトレーダーが早々に手じまいする事が挙げられます。

また初心者の場合、「買いからエントリーする」という認識が強いことから、基本的には現物を保有する投資家が多くなることがほとんどです。彼らは、価格の急落によって現物を売却するかもしれません。このように参加者が焦ってポジションを手仕舞う動きが、下落のスピードを加速させているのです。

さらに、高いレバレッジを利用しているトレーダーが多い市場では、トレーダーが逃げる判断も早いことから、下落が急激に起きる事が考えられます。

一般的に下落トレンドではトレーダーは弱気のマインドになりやすく、上昇したら売るというフローが市場で出やすいものです。そのため、価格のさらなる下落を想定しながらトレードすることになります。そのため、タイミングを見計らってショートポジションを入れるのが賢い選択と言えるでしょう。

これは「戻り売り」と呼ばれる戦略であり、FX等行っている投資家であれば聞いたことのある言葉かも入れません。初心者の方は、トレンドに沿って売りからエントリーする戦略があることを覚えておきましょう。

②下落トレンドの特徴は

下落トレンドでは値動きは比較的停滞する傾向があります。

下落トレンドを認識すると、市場から離れるトレーダーが多く、取引量も減少していきます。特に現物市場ではショート(空売り)で利益を狙うことも出来ないため、手じまいをするという選択肢しか残されないという事もあるでしょう。

このように下落トレンドでは、流動性が低下する中で値幅がなかなか出にくくとなります。しかし、たまに値幅が出ると激しく動く特徴があるため注意しましょう。

③下落トレンドでの戦略とは

最終的な価格目標を高めに設定している長期投資家にとって、一時的な下落トレンドも大した事はないと思えるでしょう。あるいは中短期投資(スイングトレード)を行う人は、下落トレンドからも利益を上げたいと考えています。

皆様が下落トレンドでも利益を獲得したいと考えるならば、まずは順張りのトレードをおすすめします。

下落トレンドで順張りをするなら「ショートポジション(空売り注文)」を入れるということです。現在保有していない銘柄でも売ることが出来るのが暗号資産FXのメリットなので、利用していきましょう。

ベテラントレーダーの中には下落トレンドの中でもロングポジションを持つ人もいます。たしかに下落トレンドでも反発が予想される付近で買いを入れる(逆張り)ことも可能ですが、初心者にとって難易度は高くなります。

「デッド・キャット・バウンス」という、死んだ猫でも落とせば跳ねるという相場の格言があります。これは急激な価格の下落の後に、一時的に価格が上昇する事を指して使われる格言ですが、逆張りトレーダーはそれを上手く狙ってロングポジションを持っています。

例を見てみましょう。
GMO coin chart
こちらはGMOコインのビットコイン円の日足チャートです。

青の枠で囲まれた部分が大きな下落トレンドですが、写真の黄色の枠では一時的に価格が回復しているのがわかります。

しかし価格の反発はトレンドの転換というわけでは無いため、反発した後に価格は元に戻り、さらに下落する動きが継続しています。

このような逆張りは難易度は高いのですが、一時的な跳ね上がりを期待してロングポジションを持つ人は少なくありません。

しかしこの動きは厳密にはロングポジションの決済ではなく、ショートポジションの投資家の買い戻しというパターンが多いと思って頂いて良いでしょう。

併せてロングポジションでエントリーするフローが出てくればトレンドは反転しますが、トレンドが変わらないということは一時的なポジション調整のフローが入っていると判断できるということです。

また、このタイミングでロングポジションを入れたトレーダーは短期でのトレードを狙っていることが一般的です。「下落トレンドが続くはず」と認識しているため、価格が上昇した後もすぐに利益確定に走るでしょう。

ここで「もう少し価格が上がるのではないか」と粘ってしまうと、利益確定が間に合わずに損をしてしまう可能性もあります。

そのため、ある程度の利益が出たら手仕舞いは早めにした方が得策です。

④利益を出すトレーダーは下落トレンドを利用している

今回は下落トレンドについて焦点を当てて、細かく解説していきました。

保有している暗号資産の価格が暴落すると焦ってしまうのは当然ですが、レバレッジをかけていればなおさら下落相場は恐ろしいものに見えるかもしれません。

しかし、下落トレンドでも上手く戦略を考え、リスク管理を徹底すれば利益を出すことは上昇トレンドよりも簡単になってくるでしょう。

暗号資産FXではショートポジションから入る事も出来るので、暗号資産トレードに慣れてきたら挑戦してみてはいかがでしょうか。

⑤暗号資産FXのトレードはbitFlyerが便利

レバレッジを利用した取引を行いたいのであればbitFlyerはおすすめの暗号資産取引所の一つです。

bitFlyerはレバレッジ取引の取引量が国内トップ(※Bitcoin日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む))です。流動性が高く、注文に対して価格が大きくずれることがないため、投資家としても適切な価格で注文が成立しやすくなります。

特にレバレッジを利用して短期的なトレードを行う場合、この流動性というのは暗号資産取引所を選択する上でとても大事なポイントです。流動性があまりない暗号資産取引所だと、相場が急変した時に意図しない価格で注文が成立する場合があります。

流動性は取引所の生命線と呼ばれるほど重要です。そのため取引量が多いbitFlyerはレバレッジ取引を行う投資家にとって使いやすい暗号資産取引所です。
Bitflyer lightning
bitFlyerのインターフェイスは上図のように画面一枚でニュース、注文、チャート、ポジション状況、板が網羅されており、トレーダー向きの画面構成となっています。一度利用して見て、bitFlyerの使い勝手を自身で体感してみるといいでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12