CoincheckとDMM Bitcoinはどっちがおすすめ?取扱仮想通貨や手数料、機能を徹底比較

現在仮想通貨取引所でトレーダーを行っており日々他社の動向や機能、そして仮想通貨の市況をチェックしています。日々の仕事内容で他社の機能をチェックする機会も多いことから今日はDMM Bitcoinの特徴について徹底解説していきます。

筆者は前職で3メガ系証券会社で外国為替のスポット、フォワードトレーディング、そしてEM通貨建(トルコリラ、南アフリカランド、インドルピー、ブラジルレアル等々)クレジットトレーディングを行っており、マーケットサイドで長年携わってきました。トレーディングの視点も盛り込みながら2社の機能の違いや特徴について解説しながら読んで頂いた方にイメージしてもらえるようコメントしていきたいと思います。

CoincheckとDMM Bitcoinそれぞれ一社毎に解説記事も載せていますので別の記事も一緒にご覧ください。

【関連記事】仮想通貨取引所Coincheckの特徴は?メリット・デメリット・注意点を徹底解説
【関連記事】仮想通貨取引所DMM Bitcoinの特徴は?メリット・デメリット・注意点を徹底解説

目次

  1. CoincheckとDMM Bitcoinの通貨数の比較
    販売所における取扱通貨の比較
    取引所における取扱通貨の比較
  2. 入出金方法と手数料の比較
  3. テクニカル分析のツールを比較
  4. CoincheckとDMM Bitcoinのおすすめの使い分けとは?

CoincheckとDMM Bitcoinの通貨数の比較

まず基本的な知識として仮想通貨業者では2つの仮想通貨取引方法があることを知っておきましょう。

まず最初は「販売所」です。これは別名OTC取引とも呼ばれているもので、顧客が仮想通貨を購入するときの取引相手は仮想通貨業者自身となります。つまり仮想通貨業者が自社内の仮想通貨を販売するということで在庫を抱えて販売しているということです。

次の取引方法は「取引所」です。顧客が取引所での仮想通貨取引を行う相手はその仮想通貨取引所に口座開設している顧客であり、顧客同士で取引を成立させます。そして仮想通貨取引所はその取引板というものを提供して運営しており、その利用料のような形で手数料を取り収益化しています。

販売所における取扱通貨の比較

では最初に「販売所」の取り扱い通貨をチェックしましょう。

取り扱い通貨数 取扱通貨
Coincheck 12種類 ビットコイン、XRP、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、NEM、イーサリアムクラシック、Lisk、Factom、ライトコイン、モナコイン、ステラルーメン、クアンタム
DMM Bitcoin 3種類 ビットコイン、イーサリアム、XRP

上の表をご覧いただくとわかる通り、Coincheckの通貨数は圧倒的なことが理解できると思います。Coincheckはネムのハッキング後マネックスグループに買収されましたが、その後セキュリティ面から大きく改善し、また金融庁やJVCEAのロビー活動も上手く行ってる様子なのが通貨数から伺えると思います。

DMM Bitcoinはメイン通貨であるビットコイン、XRP、イーサリアムの3種類のみとなっています。

取引所における取扱通貨の比較

では次に取引所の取り扱い通貨を見てみましょう。

取り扱い通貨数 取扱通貨
Coincheck 2種類 ビットコイン、Factom
DMM Bitcoin 9種類 ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、NEM、イーサクラシック、ステラルーメン、モナコイン

取引所の取り扱い通貨数はCoincheckが2種類であるのに対してDMM Bitcoinは9種類となっています。

この通貨銘柄が異なる背景には色々考えられます。Coincheckはネムのハッキング後レバレッジ取引を停止しており、通貨拡大する前にまずはセキュリティを強化することが最優先に来ていたと考えられます。DMM Bitcoinとしては現物取引を増やすことでその分ウォレット管理が煩雑になるというデメリットがあります。その上、日本の仮想通貨の取引高をチェックすると、全体の取引高に占める現物取引の取引高は1割から2割となっており、ほとんどがレバレッジ取引となっています。つまり仮想通貨のボラティリティに着目した投資家がその価格の変動で収益をあげたいと考えているということになり、逆に現物取引のニーズは少ないと言えるでしょう。

現物のニーズがある投資家は海外の取引所を利用するときに担保として送金するための利用使途しかなく、実際の売買で使われるケースは日本ではほとんどありません。その点を考慮した結果、DMM Bitcoinはレバレッジ取引の通貨数を中心に増やしていったと考えられます。

入出金方法と手数料の比較

次に2社の入手金方法と手数料について比較していきます。

まず入出金方法について下記をご覧ください。

Coincheck DMM Bitcoin 入金

入出金方法についてはそこまで大きな差はないことがわかります。入出金方法で特に便利なのはクイック入金でしょう。証拠金不足に陥る可能性があった場合に即座に入金されるのは投資家としてはとても大きなポイントです。また急な相場変動で入金して購入したいという点でも対応可能となるため、2社ともにクイック入金があるため問題ないと言えます。

Coincheckにはコンビニ入金がありますが、これが利便性を高めるかというと疑問です。そのためあまりここを仮想通貨取引所を選定する上で重要視する点にはならないでしょう。

次に手数料についてみていきたいと思います。最初にCoincheckの手数料一覧は下記になります。

次にDMM Bitcoinの手数料は下記の通りとなります。

DMM Bitcoin 手数料

手数料を比較すると、DMM Bitcoinが入出金手数料が無料なのに対してコインチェックはある程度のコストがかかることがわかります。大きな金額であればあまり気にならないかもしれませんが、数万程度の取引を行うと考えると、手数料も当然バカになりません。手数料では圧倒的にDMM Bitcoinに軍配が上がると言えるでしょう。

テクニカル分析のツールを比較

次にトレードでは重要なテクニカル分析のツールについて比較してみたいと思います。

まずコインチェックからチェックしましょう。コインチェックには実はまだテクニカル分析を行うことができる機能がありません。ローソク足でのチャート表示は可能であり、最近Tradingviewを導入したことで少し改善されているものの、まだ不十分と言わざる得ない機能となっています。

コインチェックは初心者向けであり、仮想通貨取引を初めて行うユーザーには向いていると言われている所以はUI/UXの素晴らしさにあると言えるのですが、一方でチャート分析が出来ないとなると頻繁にトレーディングするユーザーでは使えない状態とも言える状況です。

DMM BitcoinはFXを行っている業者ということもあり、インターフェイスの見易さ、そしてテクニカル指標は十分に備えていると言えます。Coincheckはアプリからの売買の際にテクニカル分析は出来ませんが、DMM Bitcoinはアプリからもみやすい画面でテクニカル分析まで揃っているため、テクニカル分析を比較した場合はDMM Bitcoinに優位性があると言えます。

Coincheckは初心者が最初に慣れるための仮想通貨取引所という立ち位置に留まっており、この点を改善しないと頻繁に売買を行うユーザーの取り込みは難しいといえます。仮想通貨に精通して投資で利益を上げたい人にとってはそれほどテクニカル分析が必須なのです。

CoincheckとDMM Bitcoinのおすすめの使い分けとは?

Coincheckが有利な点は、「取り扱い通貨数の豊富さ」にあると言えるでしょう。そのため中長期的に保有することを前提として、販売所の大きな手数料を支払ったとしても保有したい通貨がある場合に利用するべきと言えます。また日本ではCoincheckにしか取り扱いがない通貨が存在するため、その通貨を購入したい場合に使うことになるでしょう。

一方、DMM Bitcoinは手数料がほぼ無料である点や、レバレッジ取引の通貨銘柄は日本屈指の量と言えます。そのためレバレッジ取引で頻繁に取引を行いたいトレーダーや、ある程度自己資金以上のリスクを取っていきたいと思う投資家がいればDMM Bitcoinを利用すべきと言えるでしょう。

また、Coincheckの利用用途として人気なのは、アプリでの価格チェックです。アプリからの対円の価格チェックをしたい場合、Coincheckのアプリは使いやすく、ユーザー同士がコミュニケーションを取ることができるチャット機能を搭載しているといった特徴もあります。

どちらの取引所も一長一短がありますが、仮想通貨取引の口座開設は無料でできますので両社をうまく使い分けながら仮想通貨に投資していくことがおすすめです。

The following two tabs change content below.
中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 【運営サイト】FXの車窓から