DeFiブームに暗号資産初心者はどのように取り組めば良い?まずはイーサリアムの購入・保有がおすすめ!

DeFi(分散型金融)やイールドファーミングが国内でも話題になってきました。最近では、多くのプロジェクトが立ち上がっては新規トークンの発行を行っています。DeFiアプリケーションはスマートコントラクトに基づいており、中央管理者なしにプロフラム上で自動で動作しています。

DeFiの利用者と資金量が増加するにつれて、基盤となるイーサリアムのネットワークの使用量は急増し、手数料が高騰するなど熱狂の様相を呈しています。ここではDeFi(分散型金融)についておさらいし、暗号資産投資初心者がどのようにこのブームに望めばいいのかご紹介していきます。

目次

  1. DeFiとイールドファーミング
  2. DeFiとガバナンストークン
  3. DeFiと主要データ
    3-1. 合計ロック資産額(TVL : Total Locked Value)
    3-2. DeFiユーザー数(ユニークアドレス)の増加
    3-3. DEX取引高の急上昇
    3-4. イーサリアム手数料の高騰
  4. 初心者はまずイーサリアムを購入・保有してみることがおすすめ
    4-1. 積立投資、レンディングサービスで長期投資をサポートするCoincheck
    4-2. 板取引が利用でき、マイナス手数料を採用するGMOコイン
    4-3. SBIグループが運営する「SBI VCトレード」
  5. まとめ

①DeFiとイールドファーミング

イールドファーミングとは、レンディングやDEX(分散型取引所)などのDeFiサービスに資産を貸し出す又は提供することで、金利や手数料収入を得る運用モデルです。

例えば、レンディングサービスのCompoundで特定のトークンを貸し出すと、数%の利回りを得ることが可能です。この利回りは、Compoundでそのトークンを借りたユーザーが支払った金利から捻出されます。他にもUniswapやBalancerでは、トークンを流動性として提供することで、対価として利用者が支払った取引手数料を得ることが可能です。このような流動性を提供する主体は、流動性提供者(リクイティディ・プロバイダー)などと呼ばれます。

②DeFiとガバナンストークン

加えて、最近になって多くのDeFiサービスが、流動性提供者に対し新規発行のガバナンストークンを副次的なインセンティブとして付与し始めました。高配当の流動性マイニングの登場と、新規発行トークンへの投機熱が加わったことで、結果的にDeFiブームに大きな火が付くことになります。

ガバナンストークンとはサービス運営の意思決定に参加できる権利(投票権)を表すトークンです。例えばCompoundであればCOMP、BalancerであればBALなどのトークンを指します。最近のDeFiトークンは発行開始や取引所の上場発表の直後、投機熱の高まりから一気に価格が2~5倍上がることがあります。

③DeFiと主要なデータ

1. 合計ロック資産額(TVL : Total Locked Value)

TVLは、DeFi全体及び各DeFiサービスにどれだけの額の資産がロックされているかを表す指標です。9月8日現在、DeFi全体で80億ドル弱の資産がロックされています。この内、23億ドル相当(6,700,000 ETH)がイーサリアムであり、残りはBATやUSDC、WBTC、yCRVなどのイーサリアム上のERC20トークンとなります。

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出典:DeFi Pulse

2. DeFiユーザー数(ユニークアドレス)の増加

Dune Analyticsによれば、DeFiサービスのユーザー(ユニークアドレス)数は、今年初めの約8,000から既に400,000まで成長しています。

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3. DEX取引高の急上昇

今年の6月頃から、仮想通貨市場の強気相場を背景に、Uniswapが強い実需を掴み始めたことで、DEXの取引高は急成長しています。

【関連記事】Uniswap DEXは何を変えたのか

現在のDEXトップ3であるUniswapとBalancer、Curveは、どれも流動性提供が可能なモデルを採用しており、Uniswap以外の2つは現在進行形で流動性マイニングを通してガバナンストークンを配布中です。

4. イーサリアム手数料の高騰

DeFiブームによりネットワークの利用度が激増したことで、イーサリアム・ブロックチェーン上の取引手数料は急増しています。手数料が高いトランザクションから順番にブロックに取り込まれるため、取引者はオークションのように手数料を吊り上げている状況です。裏返せば、手数料の高騰はイーサリアムチェーン上の利用状況を反映していると考えることができます。

ETH GAS

④初心者はまずイーサリアムを購入・保有してみることがおすすめ

DeFiが注目を集める一方で、最近ではICOバブルの際に見られた発行体のイグジットが問題視されたり、プロジェクトの要となるスマートコントラクトのバグが露見するなど、さまざまな問題も起き始めています。そのため、「どのプロジェクトに投資すればよいのかわからない」「よくわからないから怖い」と感じてしまう方もいるかもしれません。

ですが、DeFiはイーサリアムをベースに構築されているため、イーサリアムを保有しておくことでDeFiブームの恩恵にあずかることもできます。イーサリアムを保有するだけであれば慣れない英語サイトを読み解きながら画面を操作する必要もありませんし、国内の規制された取引所を利用することで資産も保護されるという安心感もあります。以下では、初心者でも簡単にイーサリアムを購入できる暗号資産取引所を3つご紹介しています。

1. 積立投資、レンディングサービスで長期投資をサポートするCoincheck

Coincheck
Coincheckはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。Coincheckの最大の特徴は、優れたUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)で、同社のサービスは初心者にも非常に使いやすく設計されています。Coincheckでは販売所と取引所に対応しており、販売所では16種類の暗号資産の売買、取引所ではビットコインの板取引が利用できます。

Coincheckはドルコスト平均法で安定した暗号資産投資ができるサービス「Coincheckつみたて」を提供しています。月々1万円から利用可能で、日本円の入金から暗号資産の購入までを自動で手数料無料で行えます。「月イチつみたてプラン」と「毎日つみたてプラン」を選ぶことができ、特に「毎日つみたてプラン」は、忙しくて日々買付作業に時間を割けない方には便利な機能です。12種類の暗号資産に対応しており、もちろんイーサリアムにも対応しています。

2. 板取引が利用でき、マイナス手数料を採用するGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社、GMOコイン株式会社が運営している暗号資産取引所です。国内大手企業であるGMOインターネットはGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績があり、暗号資産取引所ではそのノウハウを活かした運営が行われています。GMOコインでは取引所、販売所、レバレッジ取引のサービスが提供されており、ビットコイン、イーサリアムはもちろんのこと、複数の暗号資産の現物取引とレバレッジ取引を利用できます。

GMOコインの取引所は、5種類の銘柄(BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、BCH/JPY、LTC/JPY)で現物取引とレバレッジ取引を利用できます。現物・レバレッジ取引ともにメイカー取引でマイナス手数料(-0.035%)を採用しているので、取引すればするほど手数料を得ることができます。

GMOコインの「取引所」は購入者と売却者を仲介する「板」を提供します。板情報は現在の資産価格と投資家の指値注文をリアルタイムに反映しています。取引所は、「販売所」よりも手数料を低く抑えられる場合がありますが、反対注文(自分が「買い」ポジションの場合に、反対のポジションとなる「売り」のこと)が少なければスリッページが生じることもあります。GMOコインの取引所の流動性に応じた適切な注文サイズを設定しましょう。

3. SBIグループが運営する「SBI VCトレード」

VCTRADESBIグループ子会社のSBI VCトレード株式会社は、「世界最高水準の低遅延な取引環境とトップクラスのセキュリティ対策を徹底する暗号資産交換業者」をスローガンに掲げている、販売所方式の現物取引サービス「VCTRADE」を2018年6月4日にスタートしました。2019年7月31日には取引所方式の「VCTRADE Pro」もオープンしました。

SBI VCトレードの販売所はXRP、ビットコイン、イーサリアムの3種類が取り扱われており、成行注文と価格指定注文をすることができます。価格指定注文は、指定価格に対して買い+20%、売り-20%以下でのみ約定させる発注方法で、少しでも購入単価を下げたい場合に有効な方法です。

SBI VCトレードはリップル/円をはじめとした各銘柄において、業界最狭水準のスプレッドを強調しています。板形式のVCTRADE Proでも、マーケットメイカー(MM)が常時流動性を供給しているので継続的な取引機会が提供されています。

⑤まとめ

イーサリアムは現在、DeFiを中心に注目が高まっていますが、今後もこうした流れが継続すると約束されている訳ではないことを覚えておきましょう。DeFiを含むブロックチェーン技術が世界的に活用されることで、暗号資産自体の価値が上がってくる可能性もあります。初心者のうちはあえてDeFiの各プロジェクトに参加してみるのではなく、ベース資産であるイーサリアムをコツコツ積み立てるという戦略も考えられるでしょう。今回ピックアップした取引所は、暗号資産投資の初心者にとって取引しやすく、便利なサービスを備えていますのでぜひ参考にしてみてください。

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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。